定期借家契約でも貸主から途中解約の要求がある?

 

今回は定期借家契約について書いてみようと思います。

以前にも記載しましたが定期借家契約というのは期間限定の契約です。

例えば契約期間が2年後と決めたらそこまで契約は継続し2年後に契約は終了します

もちろんお互いの合意があれば再契約は可能です。

普通借家契約の場合、借主から途中解約をする場合には通常の契約書では1~2か月前くらいから申し入れをする

事によって契約を終了させる内容が一般的かと思います

しかし定期借家契約では基本的には借主からの途中解約も認められていません。特殊な事情(転勤や療養など)

があれば途中解約が認められる場合はありますが。

このように借主からの途中解約もある程度の制限がある定期借家契約ですが、貸主からの途中解約はどうでしょうか。

これは貸主からの途中解約も認められていません。普通賃貸借契約では正当事由の有無等によって貸主からの解約が

認められる場合もありますが定期借家契約では難しいです

定期借家契約の契約書面上で貸主からの途中解約が記されているものも時々ありますが、この特約は無効と解されてます。

(借地借家法30条)貸主さんの中には定期借家でも途中解約が認められると考えている方もたまにいますが

難しいでしょう。あるとすれば借主さんと話合いの上でそれなりの立退料を提供した上で途中解約となるケースは

あります。不動産屋等の仲介業者としてもこの辺の説明は必要で中途解約はできない旨を契約両当事者に説明

しておく必要があります。そうでないと賠償請求の対象になってしまう事もありえます。特に大家さんと不動産屋の

立場関係としてはある程度大家さんの申し入れを受け入れなければいけない位置関係にある場合も多いため、

いくら大家さんからの要求だとしても契約書面の内容作成には不動産屋は十分配慮する事が必要とされています。

皆さんも定期借家契約の契約書面上で貸主からの中途解約が認められる記載があったとしたら注意したほうが

良さそうですね

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