家賃・敷金返還・更新料の振込手数料は誰が負担する?

家賃・敷金返還・更新料の振込手数料は誰が負担する?

 

今回は家賃・敷金返還・更新料の振込手数料について少しだけ書いてみようと思います。

振込手数料を管理会社が負担するのか、借主さんが負担するのか、これについて時々問題になる事があります。

振込手数料っていってもたかが数百円なんて考える人もいれば1円たりとも支払いたくない、という人も

いるかと思います。最近は引き落としになっていたりクレジットカード払いの場合もありますのでトラブルは

減ってきてはいるもののたまにこの類の問題は起きてきます。

振込手数料についてはもちろん宅建業法や借地借家法に規定がある訳ではありませんので一般法である

民法にのっとって決定する事になります。

第485条(弁済の費用) 弁済の費用について別段の意思表示がないときは、その費用は、債務者の負担とする。ただし、債権者が住所の移転その他の行為によって弁済の費用を増加させたときは、その増加額は、債権者の負担とする。

民法485条には上記のような条項があります。弁済の費用(この場合は振込手数料等)は債務者の負担となって

いますね。債務にも2種類あって債権者が債務者の所に出向いて集金するべき債務を「取り立て債務」、債務者が

債権者の所へ支払にいくべき債務を「持参債務」と言います。

さてまず家賃の振込手数料ですがこれは家を借りている借主さんが大家さんの所へ支払にいくべき債務ですので

借主さんの持参債務という事が言えそうですね。従って振込手数料は借主さんが支払うという事になります。

次に敷金返還ですがこれは借主さんがお部屋を退去した後に原状回復後、大家さんが借主さんに返還すべきお金です。

従って大家さんの債務という事が言えるかと思いますので振込手数料は大家さんが支払うべきかと思われます。

最後に更新料ですがこれは通常はほとんどが2年ごとに借主さんが大家さんへ支払うべきお金です。債務は

借主さんにあると言えるかと思いますので振込手数料は借主さんが支払うようになるでしょう。更新料ではなく

更新料事務手数料となっている場合もありますが(もしくは両方)どちらにしても振込手数料は借主さんが

負担する事が多くなるように思います。更新料は大家さんに支払うお金(もしくは管理会社と大家さんが折半受け取り)、

更新事務手数料は管理会社へ支払うお金です。

但し家賃・敷金・更新料いずれにしても事前に当事者間の約束があれば上記のような原則に縛られません。

どうしても振込手数料を負担したくないようであれば相談してみるのも良いかもしれませんね。

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