電気のブレーカーは原状回復が必要?
電気のブレーカーは原状回復が必要?
今回は電気のブレーカーについて少しだけ書いてみようと思います。
電気のブレーカーは入居する時にすでにアンペア数が決まっているかと思います。
不便がなければそのまま使い続ける事がほとんどかと思いますが、人によって電気使用量は違います。
特に夏場や冬場は電気使用量が上がりますし男性よりも女性のほうが比較的電気使用量は多い場合があります。
設定されている契約アンペア数を超えてしまうとブレーカーが落ちてしまうので、その場合は電力会社に連絡すれば
一定範囲の変更であれば変更工事してくれるかと思います
これで一安心かと思いますが問題は退去時です。まれにですがブレーカーの原状回復が問題になる事があります。
またアンペア数を元に戻すのでその工事代金を請求された、という話を聞いた事もあります。
この場合はこのブレーカー自体が賃貸借契約時の設備に含まれているのかどうかという事も大きな争点に
なってくる気がします。
分電盤の中のブレーカー類というのは所有者が決まっていて
①サービスブレーカー:電力会社の所有物
②漏電遮断器:建物所有者の所有物
③安全ブレーカー:建物所有者の所有物
という事で決まっています。
分電盤内の電力会社のブレーカーの変更を行い契約変更をします。電力会社に連絡して電力会社がアンペア数の変更の
工事をしたのであればその設置されているブレーカーは電力会社の所有物であり大家さんのものではないかと
思います。電力会社所有のブレーカーでなければ工事は行わないのが普通でしょう。
とすれば原状回復においては漏電ブレーカーは大家さん所有の設備ではないので原状回復義務はないという事が
言えるかと思います。
また原状回復とは言っても契約アンペア数の変更は無料でできる事が多いです。
もし元通りに戻せと言われたら電力会社に連絡すれば一定数内の変更であれば無料で行ってくれるはずです。
ちなみに電気メーターも電力会社の所有物です。
原状回復時には担当者立ち合いのもとで室内のチェックシートを記入していく事が多いかと思いますが
くれぐれも自分が汚損していない箇所や見に覚えのない修繕部分は安易に認める事はせず、簡単に署名・捺印しない
ようにしたいものですね
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