事務所とレンタルオフィスの違いは?

 

今回は事務所とレンタルオフィスの違いについて少しだけ書いてみようと思います。

レンタルオフィスという名称を聞いた事はありますでしょうか。

その名の通り、オフィス(事務所)のレンタルという事ですね。

最近ではレンタルオフィスを賃貸する貸しビルオーナーさんも増えてきました。

通常の事務所とレンタルオフィスの違いといえばさほど大きな違いはありません。

強いて言えば通常の事務所のように賃貸借契約を締結しないというのが大きな違いかと思います。

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レンタルオフィスの場合には月単位などのサービス利用契約や施設利用契約を締結する事が多いかと思います。

ですからレンタルオフィスの場合には借地借家法や原状回復義務は原則適用されないものと

思われます。また敷金や礼金も基本的にレンタルオフィスにはかからないものが多いです。

但し別名目で契約事務手数料や退去時クリーニング費用等がかかる場合もあります。

賃貸借契約を締結しないので仲介に入る業者さんは不動産業者でない場合も多いです。

また2つ目の違いとしては通常の事務所がスケルトンであるのに対してレンタルオフィスは

机やテーブルが事前に設置してある事も多いです。ですから接客スペース等の初期費用を抑えたい

人にもレンタルオフィスは向いているかと思います。オフィスによってはコピー機等も事前に

設置してある所もあります。

3つ目の違いとしては事務所として利用するまでの期間が関係してくるでしょう。

通常の事務所の場合には管理会社へ申込書を提出し審査をかけてOKが出たら賃貸借契約を締結、、

という流れになり2週間~1か月くらいかかる事も珍しくありません。

レンタルオフィスの場合には契約から数日後にすぐに利用できるという簡便性があります。

4つ目の違いとしては少し前述しましたが初期費用の安さです。通常の事務所であれば保証金、礼金、

仲介手数料などなど賃料の6~10か月分くらいかかる物件も多いですが、レンタルオフィスの場合には

平均して賃料の2か月分くらいが初期費用の相場です。初期費用をかけたくない人には良いかと思います。

5つ目の違いとしては事務所の面積です。通常の事務所であれば狭い事務所を見つけるのは一苦労ですが

レンタルオフィスであれば3~5坪くらいのものが割と多く見つかります。もちろんレンタルオフィスでも

大規模なものもありますが1~2人の少人数で開業するには十分かと思います。

6つ目は立地です。通常駅前立地であれば空きがなかったり賃料が高かったりする事も多いですが

レンタルオフィス自体が立地の良いものが多く利便性も良いので建物次第では好立地にオフィスを構える

事ができます。

7つ目は使用料が別途かかるものも多いです。例えばコピー機を利用する場合やFAXを利用する場合など

1枚何円と金額が決まっています。また会議室を利用する際にも1時間1000円~1500円くらいの

利用料を取っている所が多いように思います。しかし逆に考えれば事務所の登記や登録だけ必要で

使用時間や時々しか客人を向かえないという業種であればその時だけ会議室をスポット的に利用する事も

できるのでその点でもレンタルオフィスを利用する利点はあるかと思います。

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8つ目は坪単価の違いです。立地特性もあってか駅から数分の距離に構えているレンタルオフィスが多く

築年数も割と築浅・初期費用も通常の事務所賃貸よりは割安・外観も比較的綺麗で室内設備が充実している所も

多いので、その分周辺のオフィスと比較してみても坪単価が多少高めになる事が多いです。例えば私が住んでいる

千葉県のレンタルオフィスでは1坪(3.3㎡)のレンタルオフィスで賃料が4万円弱でした。4万円出せば

通常の事務所を探せば3坪くらいの事務所を見つける事はできます。しかし前述したようにレンタルオフィスならではの

設備面や立地優位があるので賃料とのバランスの考え方は個人差があるように思います。

レンタルオフィスでも賃料が高い、、という人にはインキュベーション施設を利用するというのも一手かと

思います。レンタルオフィスの場合には不動産業者が仲介に絡んでいる場合も多いですが、インキュベーション施設は

地方公共団体等の公的機関がほとんどです。そのため賃料が市場相場と比較しても安価になる傾向があります。

ですが公的機関が運営するだけありその審査はレンタルオフィスと比べると厳しくなる事もあります。

またオフィスデザインを見ても奇抜なものは少なく一般的なオフィスといった感じのものが多いです。

国としてもベンチャーや新規開業を創業支援する姿勢があるのでこのようなインキュベーション施設を

検索してみるのも良いかと思います。

レンタルオフィスの利点を中心に書いてみましたが良い事ばかりかというとそういう訳でもありません。

例えば私どものような宅建業を営む場合には開業場所がレンタルオフィスだと許可がおりない場合があります。

逆にレンタルオフィスでも許可がおりる場合もありますがその事務所の独立性や接客スペースの確保など

幾つかの要件をクリアする必要があります。

簡単に言えば簡易的に使える事務所を探している人にはレンタルオフィス・どっしりと何年もその事務所で

営業していく場合には通常の事務所を検討する人が多いように思います。

中には「漫画喫茶?」みたいなとてもお客さんを連れて来れないようなレンタルオフィスもあります(苦笑)

これから独立される予定の方にはレンタルオフィスは選択肢に入れても良いかと思いますが

レンタルオフィス探しに難点なのは物件画像が少ないという事です。実際に内見予約して実物を見てください

というスタンスの会社が多いように思います。また部屋の賃料もHP上には掲載されていない事が多く

問い合わせをして初めて賃料を確認できるという場合もレンタルオフィスには多いです。

通常の賃貸物件であればどの会社も他社に負けじと物件画像数を20も30も掲載している時代。

一般的な事務所テナントビルと比較するとレンタルオフィスの数自体がまだまだ少ないため仕方ない部分も

あるかもしれませんが、レンタルオフィス業界ももう少し競争が進んで欲しいものです。

とは言っても最近ではNOMAD的な暮らしやビジネススタイルを求めている人が多いので、レンタルオフィスは

時代に合ったオフィス形態の1つと言えるのかもしれません。

開業する方はそれぞれの利用目的に合った事務所を選択したい所ですね

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