賃貸の値引き交渉の秘訣。値下げを成功させるテクニックとは
今回は賃貸の値引き交渉について挙げてみたいと思います。
賃貸の初期費用は高いですね。
1回の引っ越しで数十万円~のお金がすぐに吹っ飛んでしまいます。
そのため賃貸では値引き交渉をしてくる人も多いもの。
ですがムチャクチャな交渉をしてしまっては、値引き交渉もうまくはいきません。
それでは賃貸の値引き交渉にはどのようなコツがあるのでしょうか。
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賃貸の値引き交渉のコツは?
それでは賃貸の値引き交渉のコツについて幾つか挙げてみます。
物件の家賃には相場というものがあります。
賃貸物件の相場は、都心からの距離や最寄り駅からの距離・築年数・間取り・設備・周辺の利便性・建物の構造など、様々な点を考慮して決定されます。
正確な相場を把握できればそれが一番ですが、お部屋探しが初めての方には、中々それは難しいと思います。
そのためざっくりとした相場感を把握するだけでもかまいません。
例えば賃貸情報サイトで自分の住みたい駅を選び、住みたい間取り等を指定すると、ズラッと多くの物件が検索結果に出てくると思います。
その物件を家賃の安い順・高い順に並び替えたりして自分の理想に近い物件を眺めていれば、おおよその相場は見えてくるはずです。
相場を少しでも下調べをしていけば、無謀な交渉をする事もなくなりますし、交渉もしやすくなるでしょう。
賃貸で値引きと言うと、「とりあえず言ってみる」という人がとても多いです。
恐らくは「とりあえず言ってみて、値引きしてもらえたら儲けもの」といった感覚なのかもしれません。
それが悪いとは言えませんが、やはり営業マンとしても値引きを前提に考えるからには、具体的な理由があった方が考えやすいです。
例えば「本当に住みたい部屋だけど家賃が予算より2000円だけ高い」「初期費用の金額が準備していた金額より少し高い」など、積極的に交渉をしたいと思わせる理由を考えておくようにしましょう。
どんなに値引き交渉を頑張っても、やはり人気物件の場合には交渉が失敗しやすいです。
特に繁忙期に人気物件を交渉してみても撃沈することは目に見えています。
そのためあらかじめ人気のある物件は避けるというのも1つの手です。
例えば駅近・ペット可やデザイナーズ・戸建てなど、人気のある物件や物件数自体が少ない場合には、交渉が難しい場合もあります。
簡単に言えば値引きしなくても決まる(成約となる)からです。
逆に利便性の悪い物件や、1階・バス使用物件など、人気薄の物件であれば値引き交渉に成功する可能性は高まります。
賃貸では契約の前に申し込み・審査をすることになります。
大家さんとしては、その申込書の内容を見て、借主さんを判断することになります。
大家さんの立場からすれば、しっかりと隅々まで記入されている申込書と、空白の多い申込書では、どちらに好印象を持つのかは明白です。
中には事前の準備不足で十分に記入できないといった人もいますが、申込書に空白や不備が多いことは信頼を落としかねません。
賃貸では大家さんと顔を合わすことはほとんどありません。
そのため申込書には自分の情報をしっかりと記入しておくようにしましょう。
マンションやアパート等、空き室が多い物件も値引き交渉に成功する確率が高まります。
例えば部屋の内見に行った時にも、部屋やポストを見ればある程度は空き室率がわかることもありますし、不動産屋さんの営業マンに聞いてみれば教えてくれることもあります。
特に部屋にこだわりがないのであれば、空き室が多い物件に絞ってみることも値引き交渉では大切です。
家賃発生日というのは、家賃が発生する日のことです。
通常はこの家賃発生日は、申込日から10日~14日ほどで設定される事が多い筈です。
もしお客さんが1か月で設定したとしたら、大家さんは本来であれば受け取れるはずの1か月分の家賃を受け取ることができません。
そのため家賃発生日は借主主導ではなく、大家さんの希望日を考慮してそれに合わせた方が、値引き交渉もうまくいく可能性は高いと言えるでしょう。
確かに借主さんからすれば、長く住む予定であれば初期費用を値引きしてもらうよりも、家賃が下がったほうがお得になる事も多いはずです。
ですが逆に言えば大家さんは途中で家賃値上げをしない限り、ずっとその家賃で借主さんに部屋を貸すことになります。
そのため家賃交渉が難しいようであれば、初期費用やその他の項目で値引き交渉を考えることも大切です。
例えば敷金・礼金や仲介手数料・フリーレントの有無など、初期費用の中で値引きしてもらえる部分があれば相談に乗ってもらう事もできます。
もしくは保証会社への加入は必須なのか・ルームクリーニングは必須か・火災保険はどうするか・鍵交換代は家主さん負担にならないか等、細かい部分も気になる所です。
賃貸の初期費用で値引き交渉しやすいのはどれ?
もし家賃の値引き交渉が難しかった場合には、初期費用を値引き交渉してみるという方法もあります。
初期費用としては敷金・礼金・仲介手数料など様々な費用がかかります。
最も値引き交渉しやすいのは、やはり「礼金」です。
礼金は大家さんへの入居時のお礼金のような性質のお金であり、交渉しやすい費用と言えます。
また不動産屋によっては礼金をのっけている(余分に請求している)可能性もゼロとは言えないので、やはり礼金から交渉してみるべきでしょう。
またフリーレントも不動産屋が裁量を握っているケースがあり、交渉してみるとフリーレントOKとしてくれる可能性もあります。
仲介手数料については最近では半額や無料の不動産屋さんも増えてきましたが、その分他の費用を請求されたり、大家さんから広告料をもらえる物件を優先的に紹介される場合もありますので注意が必要です。
初期費用は交渉次第で値引きしてくれる場合もありますが、いずれの費用にしてもやはり不動産屋さんの営業マンが相談窓口になります。
費用の事というと、大家さんに対して交渉しているような感じもしますが、実際にはあらかじめ不動産屋さんにある程度の裁量が任されているケースもあります。
そのため値引き交渉をする際には不動産屋の営業マンを味方につけて有利に交渉を進めるようにしたいですね。
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賃貸の値引き交渉に適した時期は?
値引きを成功させるには、契約をする時期を考える必要があります。
賃貸でも時期によって需要・供給のバランスがあり、需要が見込める時期は大家さんも強気に出れるので値引き交渉が難しい場合もありますし、逆に閑散期であれば交渉が通りやすいこともあります。
一般的には時期によって以下のような特徴があります。
1~3月
賃貸の繁忙期です。
物件にもよりますが、この時期に値引き交渉をするのはなかなか困難です。
すぐに部屋が埋まってしまう事も多く、早い者勝ちなケースもあります。
4~6月
繁忙期が終わり、徐々に物件の流れも落ち着いてきます。
1~3月に部屋が埋まらなかった大家さんは焦りもあるため、この時期は交渉が上手くいくケースもあります。
また大家さんや不動産屋としても、敷金や礼金を下げてでも部屋を埋めようと動いてくる時期でもあります。
特に入学シーズンを終えたばかりなので、一人暮らし向けの物件や不人気な物件は値引き交渉をしやすいと言えるでしょう。
7~8月
賃貸でも閑散期に入ります。
この時期には値引き交渉も成功しやすいと言えます。
不動産屋側も家賃を下げて募集をしている事もあり、物件によっては5000円~の値引きに成功する場合もあります。
また不動産屋としてもお客さんが少ない時期でもあるため、繁忙期と比較してもじっくりと接客をしてくれる事でしょう。
9~10月
この時期は異動シーズンでもあります。
1~3月ほどではないですが、不動産屋にとっては第二繁忙期といった所。
ですが値引き交渉の余地はある時期です。
物件数も多くなってくるので顧客からすれば物件の選択肢も多い時期と言えます。
11~12月
この時期は引っ越しをする人は少なめではありますが、不動産屋側としては来年の繁忙期に向けて準備をする期間です。
特に11月ならまだしも、繁忙期が近づく12月に入ると徐々に値引きハードルは上がってくるように思います。
また年内滑り込みの引っ越しを考える人もいる事から、値引き交渉を考えるのであれば11月中を狙いましょう。
賃貸の値引き交渉まとめ
賃貸の値引き交渉について挙げてみました。
賃貸に関わらず、不動産取引は金額が大きくなりがちなので、数パーセントの値引きでも大きな金額になります。
また交渉事であることから、ちょっとした気遣いやコツを抑えることで、数万円もお得にお部屋探しができることも珍しくありません。
これからお部屋探しをする方は、少しでもお得に引っ越しができるように値引き交渉のコツを抑えて物件探しをしたいですね。
それでは今日はこの辺で。
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