ユニットバスが嫌われる理由って?
今回はユニットバスについて少しだけ書いてみようと思います。
皆さんもユニットバスという言葉は聞いた事が多いと思います。
特に一人暮らしをしている人の中にはユニットバス付の部屋に住んでいる人も多いかもしれませんね。
ですが中にはユニットバスの部屋を嫌う人も多くいたりします。
便利な面もあるのですが、どのような部分がネックになるのでしょうか。
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そもそもユニットバスとは?
ユニットバスと言うと、一般的な認識としてはトイレとお風呂が一緒になっているタイプと考える人が多いようです。
確かにそれでも間違いとは言い切れないのですが、本来の意味合いとは若干異なります。
実際のユニットバスの本来の意味は、製造する工場で浴槽とか壁とか天井とかをあらかじめ成型しておいて、それを部屋に搬入した時に組立てができるものを言います。
ユニットバスは短時間で施行する事ができるのでコスト面でも需要がありました。
だからユニットバスと一言に言っても必ずしもお風呂とトイレが一緒になっているものだけでなく、お風呂とトイレが別々のユニットバスもあるんですね(トイレが別でお風呂と洗面台がセットになっている物件もユニットバスになり得ます)。
特に1980~1990年の年代に作られた物件についてはこのユニットバスになっている物件が多いです。
この頃に特に流行したんですね。
ですからユニットバスになっている物件というのはこの頃が多く、2000年代の築浅の物件や、逆にかなり古い物件(1960~1970年代建築など)はユニットバスの物件は少ないかと思います。
ちなみにシステムバスという言葉もありますが、実際にはユニットバスとほぼ同じ意味合いで使われています。
ただ最近では高機能の浴室が増えてきたせいもあり、時として差別化のためにシステムバスという言葉が使用される事もあります。
とは言えシステムバス=ユニットバスでほぼ同じような意味と考えて良いでしょう。
ユニットバスが嫌われる理由?
さてこのユニットバスですが、実は人によっては割と嫌われる事が多いです。
どのような理由で敬遠されてしまうのでしょうか。
特に女性にとっては水周りを気にする人も多く、ユニットバスが敬遠されがちです。
まずユニットバスが嫌われる理由として、洗い場が無い事が挙げられるかと思います。
バスタブにお湯を貯めながら体を洗う事が出来ないため、体を洗ったりシャワーを浴びた後に浴槽にお湯を貯めて入浴するという、ある意味空白の時間が生まれてしまうんですね。
その結果、冬場なんかは体を冷やしてしまう人もいるようです。
また中には肩こりが悪化したという人もいるでしょう
また体を洗った後に浴槽にお湯を貯める事も多いですが、浴槽内にシャボンが残ってしまったりという事もあります。
せっかくお湯を新しくはっても、泡が残っているのは嫌という人もいるようですね。
またお風呂とトイレがセットになっているものが殆どのため、家に客人が来たりするとお風呂に入っている場合はトイレが使いずらいです。
基本的にユニットバスは1人暮らし用を想定していると言えます。
友人や恋人であれば気にしないという人もいるかもしれませんが、やはり不便に感じる事はあるものです。
またお風呂に入ると、いくらシャワーカーテンが付いているとは言ってもトイレや便器がびしゃびしゃになります。
濡れたトイレ(便器)で用を足すのも嫌だと言う人もいますし、トイレットペーパーが濡れてしまう場合もあります。
また濡れる頻度が多いためにシャワーカーテン自体もカビてしまう事があります。
使った後はシャワーカーテンの水気を取りましょう。
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またユニットバスは使い方によっては水道代も気になってきます。
例えばお湯に浸かってから体を洗うために一度お湯を抜いて、体を洗った後にまたお湯に浸かるとなれば余計に水道代やガス代がかかる事も懸念されます。
そこまでする人は少ないかと思いますし、そもそも若い人はシャワー中心の人も多いのでさほど気にする部分ではないかもしれませんが、使用面では効率的ではない事は確かでしょう。
また美観を損ねると感じる人も多いかと思います。
考えてみれば浴槽内で入浴していても目の前に便器。。のんきに鼻歌も歌えません。
特に女性の場合、長時間半身浴等をする人もいるんでしょうが目の前が便器では、気持ちよく入浴できないという人もいるかもしれませんね。
また浴室自体が狭いのもユニットバスの特徴です。
理由はメーカー規制のユニットバスしか搬入できないからです。
そのため多くの物を置くことができないケースが多いです。
特に女性などはバスグッズ等を多く置く事もありますので、広さが足りない場合にはスペースを自作するなりする必要があります。
最近では100均等でも収納ラックなど、便利なグッズが売っていますね。
またデザインも奇抜やお洒落なものは少なく、メーカーのパターン化されたものが多いと言えるでしょう。
水回りにまでデザイン性を求める人にはそもそもユニットバスは不向きなケースが多いかと思います。
まだユニットバスには基本的に窓がありません。
そのため換気が難しい訳ですね。しかも水周りが集中している。
そうするとさっきも触れましたがやはりカビが生えるという事になります。。
また女性がユニットバスを嫌うと言っている以上は、男性は彼女を部屋に呼びにくいという声もあるようです。
そこまでいくとどうかとも思いますが、モテる男性など、女性を頻繁に部屋に呼び込む男性はユニットバスは敬遠しておいた方が良いかもしれません。
またユニットバスだけが原因ではありませんが、市場の売り物件なんかを見てもこの年代の売り物件がなんと多い事。。
建物や設備の古さ・解体費用なんかも加味すると売れ残り物件も多いんですよね。
今後は築古の中古物件はさらに増えていくでしょうから、増々買い叩かれていくように思います。
ユニットバスまとめ
ユニットバスのデメリットを中心に挙げてみました。
デメリットを中心に挙げてきましたが、もちろんユニットバスにもメリットはあります。
基本的にバストイレ別より面積を取らない分、家賃が低めになる事も多いですし、不人気のために家賃が下落している場合もあります。
またユニットのために水漏れリスクが少ないのもユニットバスのメリットと言えるでしょう。水周りの掃除もし易いですしね。
最近では浴槽の湯船につかるという風潮も若者を中心に少なくなっているようですから気にしない人はユニットバスの物件も選択候補に入るのかもしれませんね。
やはり大切なのはユニットバスかどうかというよりは、自分が部屋探しで何を優先するかという事に尽きると思います。
自分が心地よく住みやすいお部屋を見つけるようにしましょう。
それでは今日はこの辺で
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