良い不動産屋の選び方・見極め方 18のポイント

 

今回は不動産屋の選び方について書いてみようと思います。

街中にたくさんある不動産屋。どこの不動産屋にしようか迷ってしまう事もあるかと思います。

駅前の不動産屋・フランチャイズの不動産屋・老舗の不動産屋・ネット不動産屋など様々です。

物件によってどの不動産屋を選択すれば良いか・ポイントは様々ですが幾つか挙げてみたいと思います。

 

①強引な勧誘をしない・無理やり申込みに持ち込まない

これは当たり前の話ですね。こちらが物件選択に迷っているのにその物件のメリットばかりを挙げて

強引に申込みに持ち込もうとする不動産屋は論外かと思います。営業マンもそれぞれ歩合給やノルマを

抱えているので自分の数字の事しか考えていない営業マンは意外に多いものです。納得がいくまで

根気強く付き合ってくれる営業マンや不動産屋を選択するようにしましょう。

②物件はどの不動産屋も同じ

不動産屋のHPを見ると「地域NO1」とか物件数NO1を掲げている不動産屋が多いものですが

ほとんどの不動産屋は物件数に変わりはありません。もちろん管理会社が独自の管理物件を抱えている

可能性もありますがそれは僅かです。ほとんどはレインズという共有データベースで全ての不動産屋が

物件紹介を共有できるようになっています。また現在は借りて市場ですからレインズに公表せず独自に物件を

抱え込んでいてもよほどの優良物件でないと入居者は決まりません。A社が紹介する物件はB社でも

紹介できる事がほとんどであるという事を肝に銘じましょう。

③不動産屋のマジックに引っ掛からない

引っ越しをあまりした事がない人は不動産屋に行く機会も今まであまり無かった人が多いかと思います。

特に引っ越し経験が少ない人ほど、例えば1~2件目で入った不動産屋で紹介された物件が「自分にとっての

最良物件」と勘違いしてしまいがちです。前述したとおり不動産屋は山のようにありますしサービス内容も

接客も費用もお店によって変わる事はしばしばあります。また実際に3~4件の物件に足を運んでみると

「こんなもんかな」と安易に決めてしまう人も多く、そのあたりで「急がないと他で決まっちゃいますよ」なんて

言葉をかけられて何となく申込みに入ってしまうケースも多いかと思います。不動産屋の物件紹介は

「店舗で始まり店舗で終わる」が基本になっています。物件紹介も店舗に足を運ばないと詳細を教えてくれない場合も

多いですし物件を内見した後も現地解散はせずまず店舗に帰ってから、、と話を持ち込むのが普通です。

お部屋を探している時というのはお客様も気分が高揚しがちです。冷静になっていればわかる事もついつい

見落としがちになってしまいます。家賃が安いと思ったら敷金・礼金が相場より高い・他社より初期費用が

安いと思ったら鍵交換費用や害虫駆除などオプション費用が高額、フリーレントが付いてお得なんて思ったら

短期解約違約金が高額・敷金礼金が0:0でお得と思ったらその分を毎月の家賃に上乗せされている、、等々、

パッと見の見た目では分かりずらい部分で費用が調整されている事も多いものです。店舗に帰ってからも

営業マンは甲斐甲斐しく管理会社と条件交渉等を進めてくれるかと思いますがそれは大きな報酬を受け取れる

訳ですから当然の話です。じっくりと根気強く色々な不動産屋を廻り、トータル面で比較するようにしましょう。

④見積もりを出さない

いざ物件が決まって申込み段階になった時に金額の請求書を出されて思った以上の大きな金額に愕然とした

経験がある人もいるかもしれません。お店にもよりますが不動産屋の請求金額というのは不透明な場合も

多いものです。お店によって仲介手数料金額が変わる事もありますし礼金の金額が店舗によって変わる事も

ありますしその他も鍵交換費用・害虫駆除費用など余計なお金を請求される事も多いでしょう。

保証会社の利用料も不動産屋によって取扱い保証会社が異なるため、保証料が変わる事もしばしばです。

申込み前に見積もりを出さない不動産屋というのは意外にあります。物件条件がしばしば変わるという理由も

ありますが不当な請求を出している不動産屋は見積もり等の書面で提出する事を敬遠するケースもあります。

事前にどのくらいの金額がかかるのか・しっかりと正確に金額を提示してくれるお店を選ぶようにしましょう。

また不動産に限らず何か商品を購入したり注文したりする時は他社と相見積もりを出してもらう事も多いかと

思います。また相見積もりを出してもらう事で不動産屋によって費用の違いが生じる事もあるかと思います。

ルールマナー違反にならない範囲で、見積もりを出してもらい幾つかの業者を比較するようにしたい所です。

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⑤預り金や手付金の有無

申込みをすると手付金や預り金を徴収しようとする不動産屋もあります。

当たり前のようになっている慣習もありますが本来は不要なお金です。申込みと言ってもそれは

申込みの意思表示をしたというだけで契約前であれば無料でキャンセルする事が出来ます。

預り金を徴収する不動産屋が全て悪いとは言い切れませんが、預り金を事前に支払うとしても

万一のキャンセル時に全額返金されるお金なのか・預かり証をしっかりと発行してくれる不動産屋

なのか・預かり証に金額やキャンセル時の記載があるか等、細かい点にも配慮したい所です。

預り金を支払ったからと言ってキャンセルしてはいけないという事ではありません。しかしむやみに

色々な不動産屋で申込みをするのはトラブルの元です。物件がしっかりと決まってから申込みするように

顧客側にも最低限のマナー意識が求められます。

また預り金を支払う際には領収書ではなく預かり証を発行してもらうようにしましょう。

⑥おとり広告が多い

おとり広告というのはご存じの方も多いかと思いますが実際には募集していない物件や優良物件を

広告などに掲載しいざ来店してみると「その物件は先ほど入居者が決まってしまいました。。他にも良い物件が

ありますので別の物件を紹介しますね。」というパターンのものです。今では広告媒体側でもおとり排除の

動きが強いですし各不動産会社も物件確認に力を入れているお店が多いのでおとり広告自体が少なくなって

きましたがまだまだ存在する事は確かです。また本当にタイムラグで他で物件が決まってしまったというケースも

あり得ます。事前にメールや電話等で物件の確認した後に来店し「先ほど他で決まった」となった場合には信頼に欠ける

不動産屋と言わざるを得ません。またHPだけではなくおとり広告は店頭の張り紙やA看板などのチラシ広告にも

存在します。特に駅近くの不動産屋は店頭広告に力を入れている店舗が多いでしょう。ネット集客よりは

店頭集客に注力しているからです。まともな広告であれば問題はありませんが中にはおとり広告を掲載している

店舗も結構多くあります。また道路許可もなく公共道路に当たり前のように看板を設置してしまっている店舗も

よく見かけます。不動産屋は街中にたくさんありますので正当な営業手法を取っている不動産屋を選択するようにしましょう。

⑦駅前や広告イメージに惑わされない

引っ越しをする時にまず名前が思い浮かぶ不動産屋というのは大抵は広告を大量に打っている不動産屋が

思い浮かぶと思います。口コミを探ろうとしても実際には優良店舗の口コミは膨大な大手広告の中に

埋もれてしまって世間に露出される事は少ないものです。不動産屋のコストは店舗家賃・広告費・人件費が

主なコストです。駅前の高いテナント家賃を支払っていたり広告費を膨大に使っている店舗やどこかに

その分を転嫁しなければなりません。もちろん駅前店舗や広告量が多い不動産屋が全て質が悪いという訳では

ありませんし営業努力でカバーしている店舗もあるかと思いますが、他社と比較し顧客側に本当に質の良いサービスを

提供しようと思えば店舗も駅から少し離れた空中店舗に構える必要があるケースもありますし、広告はあまり打たず

無料媒体のHPやブログ・SNS集客に力を入れる店舗にしなければならないケースもあります。

しかし一概にテナント費にお金をかけていない不動産屋や広告費にお金を使わない不動産屋が必ずしも

良いとは言い切れません。集客が駅前と比較すると難しい店舗が多いため、おとり広告等に手を染める

店舗もあるからです。その辺りの見極めはなかなか難しい所ではありますが見極める力を顧客側が付けていくしか

ありません。イメージだけに捉われず実際にかかる見積もりや費用面でじっくりと比較する事をお勧めします。

⑧物件情報がこまめに更新されている

引っ越しを考えている場合、幾つかの不動産屋のHPを比較して来店する不動産屋を決める人も多いかと

思います。HPには物件情報だけでなくスタッフ情報やお客様の声・新着物件や契約の流れなど、各社が

反響問い合わせをもらう為に試行錯誤しているかと思います。中でも物件情報の更新は大切な項目です。

不動産屋が取り扱う物件というのは前述した通り、どの不動産屋でも同じ物件を扱っている事が多くあります。

その時に例えばA物件があったとして、B社では「成約済」となっているのにC社では「募集中」となっていた

場合、顧客としては不信に思う事もあるかと思います。実際に既に成約済みなのにずっと掲載を続けている

不動産屋というのは多くあります。単純に更新が漏れていたという場合もありますし故意に成約済み物件を

反響をもらう為に掲載し続けている場合もありますし、情報更新まで人手が足りていない場合もあります。

どの会社を選択するかは個人の判断ですがやはり問い合わせをしてみたいのは正直に物件情報をこまめに

更新している不動産屋です。またそのような不動産屋はHPを含め、顧客満足を意識していたり法令をきちんと

遵守している不動産屋という事も言えるかと思います。物件情報だけではなく掲載コメント1つ取っても

「日本一」「完璧」「完全」など具体的な根拠がある場合を除き使用が禁止されています。安易にこのようなワードを

乱発しているHPもどうかと思います。また物件情報を見てみても間取りや画像だけではなく地域の周辺環境まで

詳しく載せているかも気になります。特に地元の不動産屋であれば周辺環境を詳しく掲載する事はネット上の

SEOにも繋がりやすいので掲載しているはず。地場の不動産屋にしかわからない情報が載っていると

その地域の入居を検討している顧客に対しても説得力や信頼感に繋がりやすく良心的なイメージを持つ顧客も

多いはずです。またそれ以前の問題として会社情報や代表者名・免許番号など基本的な項目の記載がない

不動産屋のHPはNGと言えるでしょう。HP1つ取っても掲載コメントや物件情報など細かい所に配慮が

出来ているきめ細かいサービス提示が出来ている不動産屋をお勧めします。

⑨物件のマイナス点をしっかり伝えてくれる

気に入った物件がある場合は営業マンにその物件のマイナス点を聞いてみましょう。

どんな物件でも100%パーフェクトな物件はあり得ません。また物件を選択する時に自分が希望する

条件を全てクリアしている物件というのはそうそう簡単に見つかるものではありません。

物件の難点を教えてくれるか・こちらの意見や質問に耳を傾けてくれるかどうかというのはシンプルなようですが

会社や人間性を見極める意味でも大切なポイントになります。

⑩現地待ち合わせ・現地解散に応じてくれるか

お客様が引っ越しをする際に見たいものは当たり前ですが物件そのものです。ましてネット主流の時代ですから

十分な物件画像も用意されていますし物件説明も豊富に掲載されています。不動産屋に行かなければ

ならない理由というのは申込みや契約時以外は薄れてきていると言っても良いかもしれません。

要するに1つの物件を内見するのに不動産屋にわざわざ来店しなければ内見できないという仕組み自体に

疑問を抱く人も多いかと思います。しかし実際には現地待ち合わせ・現地解散に応じてくれる不動産屋というのは

数少ないと考えた方が良いでしょう。店舗に来店してもらって初めて[営業]と考える不動産屋も多いですし

現地待ち合わせだと当日にお客様が来ずにカラ振りして不利益を被る可能性もあるからです。

不動産屋にとってもハードルの高い営業形態とも言えます。しかしその高いハードルを越えてでも顧客満足を

実現しようとする不動産屋は注目してみる価値はあるかもしれません。

⑩管理会社か仲介会社か

物件には大家さんの自主管理でない限り、管理会社が1社付いています。管理会社は大家さんと面識があり

普段から付き合いがあるため、条件交渉等もし易くなるケースが多いです。もちろん仲介会社にもメリットが

あり物件数が豊富であったり選択肢が増える・小回りが利きやすい等の利点があるでしょう。

管理会社と仲介会社のどちらを選択するかは顧客側の判断にもよりますし会社や物件によって管理会社が

良い場合もあれば仲介会社を利用した方が良い場合もあります。一概には言えませんがトータルで考えれば

やはり管理会社を利用したほうが賢明かと思います。交渉のし易さもありますし物件の事や近隣環境の事も

よく把握している事が多いでしょう。例えば入居後のトラブルで一番多いのは隣人関係です。管理会社であれば

隣の部屋にどのような人が住んでいるか・独身なのか・夫婦なのか・高齢者なのか、よく把握している

事も多いでしょう。しかし仲介会社の場合、内見時に営業マン自身がその物件に初めて行くという事も

少なくありません。特にマンションやアパート等、壁一枚で繋がっている集合住宅で入居を始める場合には

管理会社の方が頼りになるケースも多いでしょう。

また本質を見ればその会社がどこから売上を得ているかを見ればわかる事も多いかと思います。

仲介会社の売上は主にはお客さんから受け取る仲介手数料です。そのため仲介会社は集客し契約を

たくさん取る事をメインに行動します。しかし管理会社の売上は主には大家さんからもらう管理委託料です。

そのためまず第一に空き室を減らす事を第一優先にします。空き室が埋まらなければ大家から管理契約を解除される

可能性すらあります。売上のベクトルが「仲介会社→お客さん」「管理会社→大家さん」に向いている事がわかります。

売り上げのベクトルがお客さんに向いているとどうしても交渉等に強引さや無理が生じる可能性が出てきます。

顧客の立場からこの仕組みを見た時に最善のサービスは出来るのはどちらかと言えば、個々の判断にもよりますが

やはり管理会社が堅いという事は言えるのではないでしょうか。

また賃貸と言えど数年は長く住み続ける事が普通です。物件に入居後、お世話になるのは主に管理会社であり

仲介会社とは一度きりのお付き合いになってしまう事も少なくありません。また仲介会社と管理会社のスタッフの

どちらが離職率が高いかと言われればやはり仲介会社になるでしょう。契約時に担当してくれた営業マンが数年後に

在籍しているかはわかりません。もちろん管理会社のスタッフが辞職する事も多々ありますが単純に仲介会社の

ほうが店舗数が多いことやノルマ基準が高いだけに仲介会社の離職率の高さは有名な所でしょう。

長いお付き合いを見据えた上で不動産屋を選択するようにしたい所です。

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⑪店内や営業マンの清潔感

売上や数字だけではなく清潔感に気を配っている不動産屋も大切なポイントです。中には店内が

汚い店舗やタバコの臭いが充満している店舗もあります。店内清掃にまで意識が行き届いているかどうかも

不動産屋選びのチェックポイントの1つになるでしょう。また店舗だけではなく営業マン1人に対しても

チェックするポイントは幾つかあります。スーツやシャツの汚れ・言葉遣い・分煙体制・内見時の接客・対応・

靴下の穴あき・内見時のスリッパの有無など普段から営業意識がある人や社内指導が行き届いている店舗は

細かい部分にも指導が入っているはずです。細かい部分にまで配慮されている店舗や営業マンを選ぶように

したい所です。

⑫過去の行政処分歴を調べる

口コミや評判だけでは不安、、という人は不動産屋の行政処分歴を調べるという方法もあります。

大抵は良い不動産屋が多いかとは思いますが中には悪質な不動産屋が混在している場合もあります。

またそのような不動産屋は過去何度か同じような行政処分を受けているケースもあります。

不動産屋の行政処分歴を調べるには国交省の「ネガティブ情報検索等」が役に立つでしょう。

→http://www.mlit.go.jp/nega-inf/cgi-bin/searchmenu.cgi?jigyoubunya=takuti

過去5年分の処分歴などが検索できます。もちろん処分歴だけで判断するのは危険ですがそれでも

安心材料の1つにはなるはずです。不動産屋など宅建業者は免許事業ですから法令に敏感です。

過去に処分歴が該当するような不動産屋は事前によく確認してから取引するようにした方が良いかと

思います。

⑬礼金とフリーレントは流動的

不動産賃貸には前述した通り様々な費用がかかります。この中で敷金や仲介手数料・保証料などはあまり

変化が起こる事はありません。もちろん敷金は大家さんが承諾すれば減額されるケースもありますし

仲介手数料も不動産屋によって違うケースもあります。保証料も保証会社毎の違いやプランの違いにより

金額が変わる場合もあります。ただこれらの料金は不動産屋の意向というよりはお客様からの要望や意向に

よって変化が起きやすいお金です。お客様がコストダウンや値引きを要求した場合に変化が起こる可能性が

あるお金という事ですね。しかし初期コストの中でも礼金は不動産屋の意向で変化が生じやすいお金です。

お客様によって礼金の額を不動産屋が意図的に操作するケースがあります。例えば通常は礼金が1か月の

物件なのに2か月分取る等ですね。その余分な1か月分の礼金はどこに流れるかと言えば仲介不動産屋のマージンに

なるケースが多いでしょう。礼金を意図的に増やす事を「のっけ」と言われています。不動産屋間の図面は

一般のお客様が見る事はあまり無いかと思いますが物件によっては「のっけOK」とか普通に記載されていたりします。

のっけOKというのは、状況次第で礼金を通常の額より増やしてもいいよ、という事です。お客様が物件に

乗り気な時や懐具合等に応じて乗っけてくる営業マンもいるかもしれません。またそれに関係して

フリーレントも不動産屋が意図的に操作する場合があります。フリーレントとはお客様が一定期間、家賃を

支払わずに物件に住む事ができるサービスですね。ところがこのフリーレントも同じ物件であったとしても

不動産屋によってフリーレントが付く場合とフリーレントが付かない場合とが起こりえます。

どういう事かと言えばこれも不動産屋間の図面に記載されている事があるためです。契約成立時に

仲介不動産屋が受け取る報酬枠に「AD1か月orフリーレント1か月」なんて書かれている場合ですね。

これは不動産屋が家賃1か月分のマージンを受け取るかお客様にフリーレント1か月分を付けてあげるか、

判断は仲介不動産屋にお任せしますよ、という管理会社(大家さん側)からの指示です。ですから

スムーズに契約(申込み)が成立しそうであればフリーレントなんて付ける必要がないのでAD1か月分

は不動産屋が受け取ってしまいますが、お客様が物件に悩んでいたり難色を示していたりする時は

仕方なくフリーレントを付けて申込みを取り付ける事が出来るという事です。もちろんこのような事は

優良な不動産屋は行っていませんし信じたい所ですが、実際にはかなり多くの物件でこのような交渉が

水面下で行われていたりします。ですから何店舗か不動産屋を廻った場合に礼金やフリーレントの有無など

契約条件が変わった場合にはよく比較してどの不動産屋が正当な条件を提示しているのか、じっくり把握

するようにしたい所です。

⑭希望した物件だけを見せてくれる

お客様は不動産屋各社のHP等を見て「この物件を見てみたい」と問い合わせをします。

来店するまではHPで見た物件が実際にどんな部屋なのか、期待感を膨らませて内見に行く事でしょう。

ところが営業マンの中には希望の物件以外を見せる人もいます。一般的にはこれを当て馬などと呼ぶ事が

多いでしょう。要するにお客様の希望の物件とは関係なく、営業マンの心の中には「あの物件で決める」

と事前に決めている物件があるケースがあります。またそのために1日の営業スケジュールも組んでいます。

例えばお客様が希望している物件がA物件だった場合、実際にはその物件があまり内容が良くない物件で

あった場合、あえてその前に2~3件別の状態が悪い物件やランクが更に低い物件を見せます。そうして

お客様のテンションを一度下げた後、A物件を見せてあたかも優良物件であるかのように装飾する営業手法です。

昔からあるやり方ですがお客様の時間も無駄にしてしまいますし、肝心の物件選択の感覚が鈍る可能性もあります。

お客様に物件の選択肢を増やしてあげると言ってしまえば聞こえは良いですが、やはり営業マンが自分誘導で

物件を決めさせる作為的な感じも否めません。やはりお客様が希望している物件を優先的に紹介してくれる、

またその物件のありのままの姿をしっかりと伝えてくれる営業マンに付き添ってもらいたいものです。

⑮困難な質問に対しての対応

お客様が不動産屋の店頭で営業マンと物件について話し込んでいる内に、時に突っ込んだ話に流れていく事は

よくあります。その地域については熟知していても物件についてあまり詳しくない営業マンもいたり、

物件について詳しくても不動産法令について知識が明るくない営業マンもいるかと思います。

特に昨今ではお客様側がネットで予備知識を付けて来店する事も多く、お客様からの質問に対して

営業マンでもその場で即答できない場合というのは良くあります。

この時の営業マンの回答は大抵は3通りに分かれます。1つ目は「ちょっと詳しくはわからないですね」

2つ目は「適当な回答をしたり話をはぐらかす」3つ目は「分からないのでもう一度確認して回答します」

等ですね。お客様からの質問に対してわからないのであれば3つ目の確認してから回答するのが当然です。

まして不動産のように高額な取引をする訳ですからスルーは許されません。またその回答を保留にしたまま

申込みに押し込もうとするのも順番が違います。営業マンの回答1つ取っても自分の営業数字本位なのか・

お客様に対して真摯に対応しようとしているのか、どちらのタイプか感じ取れる部分はあるかと思います。

お客様としては不明な点をクリアにしてから契約をしたい所。こちらの投げかけた質問への回答1つ取っても

お店や営業マンの姿勢が現れるかと思います。

⑯レスポンスの速さ

お客様がメールや電話で物件が空いているかどうか確認の問い合わせをした時に、中には1日くらい

返信が帰ってこないケースや一切返信が返ってこない不動産屋も中にはあります。不動産屋の物件確認は

数分で終了する事が普通でよほどの繁忙期や物件の管理会社が休み等の場合は除き、1日返信が

返ってこないという事は考えずらい所です。また最近ではデスクトップからの問い合わせは減っており

スマホからの問い合わせが主流です。特に若者はTwitterやラインなどで返信速度や表示速度の速い媒体に

慣れており数時間メールの返信が返ってこないだけでも置き去り感を感じる傾向があります。

顧客サービスに普段から意識がある不動産屋では返信速度も気を配っている所でしょう。

また返信が返ってきても質問に対して十分な情報が含まれていなかったり他社の物件情報のコピペ・

他業者と同じようなテンプレートの使い回し・会員登録をしなければ情報閲覧ができない等の行為は

お客様に対して親切な業者とは言えません。こちらからの問い合わせに対して迅速に適切な情報を

提供してくれる不動産屋を選択するようにしたい所です。

⑰免許証番号の更新回数が多い=良い不動産業者ではない

まともな不動産業者であればきちんと免許を受けて事業を行っているのが普通です。不動産屋には

宅地建物取引業者免許証が掲げてある事でしょう。免許証を見ると商号や代表者氏名・主たる事務所などの

他にも免許証番号の記載があります。通常は「○○○免許(2)第○○○○号」のようになっているはずです。

○○○免許には国土交通大臣免許なのか都道府県知事免許なのか、第○○○○号には免許番号の記載が

あります。(2)の所はその不動産業者の免許更新回数が載っています。この更新回数は5年ごとに

更新される事になっており開業時は(1)、6年目からは(2)というように5年経過すると1つずつ

更新回数が増えていきます。よく色々なサイトで更新回数が多いほど優良な不動産業者である旨の記事を

見かける事がありますがそうとは言い切れません。国土交通大臣免許か都道府県知事免許かは

簡単に言えばその不動産屋の事務所の数で決まり1つの事務所であれば都道府県知事免許・2つ以上で

あれば国土交通大臣免許になります。しかし例えば営業歴が11年で更新回数が(3)だったとしても

不動産業者が途中で事務所を1つ→2つに増やして国土交通大臣免許になった場合、更新回数は(1)に

戻ります。逆に事務所を1つに減らして国土交通大臣免許→都道府県知事免許になった場合も(1)に

戻ります。また例えば不動産業歴の長い会社が買収された場合、買収した会社が不動産業歴の浅い会社だった

としても、以前の業歴の長い不動産業者の更新回数を引き継ぐ事も出来ます。

このように更新回数は状況によって変化する事もあり得るので更新回数が多いからと言って

優良な不動産業者であると言い切る事は出来ません。何度も行政処分を受けているような不動産業者は

論外ですし更新回数も参考指標の1つにはなるかと思いますが過信は禁物です。

それよりも普段の接客態度や店内の雰囲気・内見同行内での会話や問い合わせの対応など、自分が肌で感じた

印象を信じた方が結果的には良い引っ越しに繋がる事も多いでしょう。数字だけに惑わされずに

一番肝心な「人」を見るという事を忘れないようにしたい所ですね。

⑱不動産に掘り出し物なし

営業マンがどんなに「お得な物件ですよ」と話してくれたとしても本当に良い物件とは限りません。

極端に周辺相場より賃料が安い物件は少し疑ってかかってみても良いでしょう。

例えば過去に殺人や病死の放置・傾斜地・がけ地・マンスリー契約と混合の建物・空き巣被害の多い部屋・

墓地周辺・保育園幼稚園の近く・公園近く・病院の跡地・1階物件・地下物件・湿気が多い部屋・エレベーター

が無い・人気薄の物件・デザインが奇抜・暴力団事務所の近く・北向き・洗濯機置き場無し・下階がスナック

など、家賃が下がるポイントは幾つもあります。家賃設定は通常は管理会社が周辺物件相場と比較し

どのくらいの家賃であれば借りてが付くか、大家さんに想定賃料を打診して決めています。

周辺と同じような立地・間取り・築年数なのに相場より安い場合は理由を考えてみましょう。

その部屋の㎡単価も計算してみれば通常の物件であればその地域の平均単価がなんとなく掴めてくるはずです。

お買い得物件など早々見つかるものではありません。それよりも自分が妥協できる部分とできない部分を

きちんと整理して、妥協できる部分を賃料に転嫁させる事を考えた方が良いかと思います。

また不動産業者が顧客の契約判断に影響を及ぼす重要な事実を隠す事は禁止されています。

そのような不動産業者さんとはお付き合いを断るのが賢明と言えそうです。

 

幾つか不動産屋を選ぶポイントを挙げてみました。不動産屋によって特色があるので簡単には言えませんが

共通して言える事はじっくりと時間をかけて色々な不動産屋や物件を見て廻る事だと思います。

部屋探しに慣れていく内に自分なりの判断基準が出来上がっていくでしょう。

不動産業者は全国に12万店以上あります。実に全国のコンビニの数の倍以上の数です。

これだけ不動産業者が増えたのは高額取引になり在庫も抱える必要がなく利益率の高い商売という原因も

大きいかと思います。1つの不動産業者で良い物件が見つからなくても良い不動産屋は街中に沢山あります。

根気強く自分が納得がいくまで物件探しをしたい所ですね。良い人と優良物件に巡り合える事を

願っています。それでは今日はこの辺で。

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