良い不動産屋の選び方 絶対に損をしない20のポイント
今回は不動産屋の選び方について書いてみようと思います。
街中にたくさんある不動産屋。どこの不動産屋にしようか迷ってしまう事もあるかと思います。
駅前の不動産屋・フランチャイズの不動産屋・老舗の不動産屋・ネット不動産屋など様々です。
物件によってどの不動産屋を選択すれば良いか・ポイントは様々ですが幾つか挙げてみたいと思います。
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目次
不動産屋の選び方 20のポイント
それでは不動産屋の選び方について幾つか挙げてみます。
不動産屋選びはお部屋探しの入り口です。
不動産屋選びを間違ってしまうと、自分に合ったお部屋探しに失敗してしまったり、損をしてしまう可能性もあります。
じっくりと自分に合った不動産屋選びをするようにしましょう。
これは当たり前の話ですね。
こちらが物件選択に迷っているのにその物件のメリットばかりを挙げて強引に申込みに持ち込もうとする不動産屋は論外かと思います。
営業マンもそれぞれ歩合給やノルマを抱えているので自分の数字の事しか考えていない営業マンは意外に多いものです。
納得がいくまで根気強く付き合ってくれる営業マンや不動産屋を選択するようにしましょう。
不動産屋のHPを見ると「地域NO1」とか物件数NO1を掲げている不動産屋が多いものですが、ほとんどの不動産屋は物件数に変わりはありません。
もちろん管理会社が独自の管理物件を抱えている可能性もありますがそれは僅かです。
ほとんどはレインズという共有データベースで全ての不動産屋が物件紹介を共有できるようになっています。
また現在は借りて市場ですからレインズに公表せず独自に物件を抱え込んでいても、優良物件でないと入居者は決まりません。
良い不動産屋を選ぶためにも、A社が紹介する物件はB社でも紹介できる事がほとんどであるという事を肝に銘じましょう。
引っ越し経験が少ない人ほど、例えば1~2件目で入った不動産屋で紹介された物件が「自分にとっての最良物件」と勘違いしてしまいがちです。
また実際に3~4件の物件に足を運んでみると「こんなもんかな」と安易に決めてしまう人も多く、そのあたりで「急がないと他の人で決まっちゃいますよ」などの言葉を営業マンからかけられて、何となく申込みに入ってしまうケースも多いかと思います。
ですが申し込み時の預り金や手付金が返金されないといったトラブルは賃貸でも後を絶ちません。
営業マンによってはすぐに申し込みを迫ってくる人もいるかもしれませんが、もちろんその場ですぐに決める必要はありません。
じっくりと根気強く色々な不動産屋を廻り、トータル面で比較するようにしましょう。
お部屋を探している時というのは顧客も気分が高揚しがちです。
冷静になっていればわかる事もついつい見落としがちになってしまいます。
例
- 家賃が安いと思ったら敷金・礼金が相場より高い
- 他社より初期費用が安いと思ったら鍵交換費用や害虫駆除などオプション費用が高額
- フリーレントが付いてお得なんて思ったら短期解約違約金が高額
- 更新料がかからない物件だと思ったらその分家賃が高い
- 敷金礼金が0:0でお得と思ったらその分を周辺相場より家賃が高い etc…
パッと見ただけでは分かりずらい部分で費用が調整されている事も多いものです。
また不動産というのは高額な買い物のため、細かな費用についてはどうしても盲目的になってしまうケースが多いようです。
自宅に戻って条件を冷静に考えてみれば分かる事も多いので、不動産屋を選ぶ時には出来るだけリラックスして臨むようにしましょう。
顧客は不動産屋各社のHP等を見て「この物件を見てみたい」と問い合わせをします。
来店するまではHPで見た物件が実際にどんな部屋なのか、期待感を膨らませて内見に行く事でしょう。
ところが営業マンの中には希望の物件以外を見せる人もいます。
一般的にはこれを「当て馬」などと呼ぶ事が多いですが、要するにお客様の希望の物件とは関係なく、営業マンの心の中には「あの物件で決める」と事前に決めている物件があるケースがありますし、そのために1日の営業スケジュールも組んでいます。
例えばお客様が希望している物件がA物件だった場合、実際にはその物件があまり内容が良くない物件であった場合、あえてその前に2~3件別の状態が悪い物件やランクが更に低い物件を見せます。
そうしてお客様のテンションを一度下げた後、A物件を見せてあたかも優良物件であるかのように見せる営業手法です。
昔からあるやり方ですがお客様の時間も無駄にしてしまいますし、肝心の物件選択の感覚が鈍る可能性もあります。
良い不動産屋を選ぶためには、やはりお客様が希望している物件を優先的に紹介してくれる、またその物件のありのままの姿をしっかりと伝えてくれる営業マンに付き添ってもらいたいものです。
申込みをすると手付金や預り金を徴収しようとする不動産屋もあります。
預り金は賃貸では当たり前のようになっている慣習ですが本来は不要なお金であり、申し込みのキャンセルをしにくくするという意味合いも含まれています。
また賃貸では手付金の授受は禁止されています。
申込みと言ってもそれは申込みの意思表示をしたというだけで、契約前であればペナルティ無しでキャンセルする事が出来ます。
預り金を徴収する不動産屋が全て悪いとは言い切れませんが、預り金を事前に支払うとしても万一のキャンセル時に全額返金されるお金なのか・預かり証をしっかりと発行してくれる不動産屋なのか・預かり証に金額やキャンセル時の記載があるか等、細かい点にも配慮したい所です。
申し込み時や契約時の金銭の授受も、良い不動産屋の選び方に関係していると言えるでしょう。
ご存じの方も多いかと思いますが、おとり広告は実際には募集していない物件や架空の優良物件が掲載されている広告です。
いざ来店してみると「その物件は先ほど入居者が決まってしまいました…。他にも良い物件がありますので別の物件を…。」という形で他の物件を紹介されるようなパターンが多いかと思います。
今ではポータルサイト等の広告側でもおとり排除の動きが強いですし、各不動産会社も物件確認に力を入れているお店が多いのでおとり広告自体が少なくなってきましたが、とは言えまだまだ存在する事は確かです。
本当にタイムラグで他で物件が決まってしまったというケースもあり得ますが、おとり広告で釣るような店舗は信頼に欠ける不動産屋の可能性が高いと言わざるを得ません。
またおとり広告はHPだけではなく、店頭の張り紙や看板などのチラシ・広告にも存在し、道路許可もなく公共道路に当たり前のように看板を設置してしまっている店舗もあります。
不動産屋は街中にたくさんありますので正当な営業手法を取っている不動産屋を選択するようにしましょう。
引っ越しをする時にまず名前が思い浮かぶ不動産屋というのは、大抵は大手不動産業者や広告を大量に打っている不動産屋が思い浮かぶと思います。
口コミを探ろうとしても実際には優良店舗の口コミは膨大な大手広告の中に埋もれてしまって、世間に露出される事は少ないものです。
不動産屋のコストは店舗家賃・広告費・人件費が主なコストです。
駅前の高いテナント家賃を支払っていたり広告費を膨大に使っている店舗は、どこかにそのコスト分を転嫁しなければなりません。
もちろん駅前店舗や広告量が多い不動産屋が全て質が悪いという訳ではありませんし営業努力でカバーしている店舗もあるかと思いますが、他社と比較し顧客側に本当に質の良いサービスを提供しようと思えば、店舗も駅から少し離れた空中店舗に構える必要があるケースもありますし、広告はあまり打たずに無料媒体のHPやブログ・SNS集客に力を入れる店舗にしなければならないケースもあります。
駅から離れている飲食店に意外に美味い店が多いのと同様に、不動産屋も駅前が必ずしも優良店という訳ではありません。
良い不動産屋を選ぶには、イメージだけに捉われず実際にかかる見積もりや担当者の対応でじっくりと比較する事が大切です。
引っ越しを考えている場合、幾つかの不動産屋のHPを比較して来店する不動産屋を決める人も多いかと思います。
HPには物件情報だけでなくスタッフ情報やお客様の声・新着物件や契約の流れなど、各社が反響問い合わせをもらう為に試行錯誤しています。
中でも物件情報の「更新」は重要です。
不動産屋が取り扱う物件というのは前述した通り、どの不動産屋でも同じ物件を扱っている事が多くあります。
その時に例えばA物件があったとして、B社では「成約済」となっているのにC社では「募集中」となっていた場合、顧客としては不信に思う事もあるでしょう。
実際に、既に成約済みなのにずっと掲載を続けている不動産屋というのは多くあります。
単純に更新が漏れていたという場合もありますし、故意に成約済み物件を反響をもらう為に掲載し続けている場合・情報更新まで人手が足りていない場合もあります。
どの会社を選択するかは個人の判断ですが、やはり問い合わせをしてみたいのは正直に物件情報をこまめに更新している不動産屋です。
またそのような不動産屋はHPを含め、顧客満足を意識していたり法令をきちんと遵守している不動産屋が多いという事も言えるかと思います。
物件情報だけではなく掲載コメント1つ取っても「日本一」「完璧」「完全」など具体的な根拠がある場合を除き使用が禁止されています。
また物件情報を見てみても間取りや画像だけではなく、地域の周辺環境まで詳しく載せているかも気になります。
それ以前の問題として会社情報や代表者名・免許番号など基本的な項目の記載がない不動産屋のHPはNGと言えるでしょう。
優良な不動産屋を選ぶには、HP1つ取っても細かい所に配慮が出来ている不動産屋をお勧めします。
賃貸の不動産屋では純粋な手数料収入となるのは顧客からもらう仲介手数料です。
仲介手数料は通常は1か月分としている不動産屋が多いですが、中には半額や無料としている不動産屋もあります。
仕組みとしては単純で、賃貸の契約が成立すると、物件によっては大家さんから広告料をもらえる事があります。
そのような広告料収入があるので、不動産屋は仲介手数料を割引できる訳です。
また大家から広告料が出る物件というのは、どちらかと言えば不人気の物件が多かったりもします。
巷では「仲介手数料無料の不動産屋は広告料が出る物件しか紹介しない」という噂もあるようですが、実際にはそのような事はありません。
確かに広告料が出る物件を優先して勧められる事はあるかと思いますが、希望すれば広告料が出ない物件も紹介してくれます。
ですが広告料が出ない物件の場合には、仲介手数料をあまり割引できない事も多いです。
今では賃貸も値引き合戦のようになっている風潮がありますが、手数料だけに捉われず自分にとってメリットの多い良い不動産屋を選びたいですね。
不動産屋で賃貸契約をする時には火災保険の加入を勧められることがほとんどですが、必ずしも不動産屋で加入しなければならないといった決まりはありません。
顧客が火災保険に加入することで不動産屋にも保険会社から多少の手数料が入る事があるので、契約時に勧めています。
ほとんどの人が不動産屋から勧められた保険に加入しているようですが、これは任意です。
もし勧められた保険がイヤであれば加入する必要はありません。
火災保険を始め、自分が希望していないのに無理やり保険やクレカの加入を勧めてくる不動産屋は良心的とは言えません。
良い不動産屋を選ぶためにも、自分が加入したくないものにははっきりとNOと言いましょう。
現在ではネット主流の時代となっており、サイト上には十分な物件画像も用意されていますし物件情報も豊富に掲載されています。
むしろ不動産屋に行かなければならない理由というのは申込みや契約時以外は薄れてきていると言っても良いかもしれません。
中には1つの物件を見るために不動産屋にわざわざ来店しなければ内見できないという仕組み自体に疑問を抱く人も多いかと思います。
顧客からすれば現地待ち合わせ・解散がラクですが、実際には現地待ち合わせ・現地解散に応じてくれる不動産屋というのは数少ないと考えた方が良いでしょう。
現地待ち合わせだと当日に顧客が来ずにカラ振りして不利益を被る可能性も高く、現地解散となるため店舗に帰っての成約が難しい事・事前にアンケート等で顧客情報を持っていないため審査に通る入居者かどうか分かりずらい事などが挙げられます。
そのため不動産屋にとってもハードルの高い営業形態とも言えます。
しかしその高いハードルを越えてでも顧客満足を実現しようとする不動産屋は注目してみる価値はあるかもしれません。
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物件には大家さんの自主管理でない限り、管理会社が付いています。
管理会社は大家さんと面識があり普段から付き合いがあるため、条件交渉等もし易くなるケースが多いです。
もちろん仲介会社にもメリットがあり,物件数が豊富であったり店舗が多い・小回りが利きやすい等の利点があるでしょう。
そのため一概には言えませんが、トータルで考えればやはり管理会社を利用したほうが賢明かと思います。
管理会社の方が交渉のし易さもありますし、物件の事や近隣環境の事もよく把握している事が多いでしょう。
入居後のトラブルで一番多いのは隣人関係ですが、管理会社であれば隣の部屋にどのような人が住んでいるか・独身なのか・夫婦なのか・高齢者なのかといった事情も、よく把握している事が多いと思います。
一方で仲介会社の場合、内見時に営業マン自身がその物件に初めて行くという事も多く、また入居後もお世話になるのは主に管理会社であり、仲介会社とは一度きりのお付き合いになってしまう事も少なくありません。
特に初めて一人暮らしをするような人にとっては管理会社の方が頼りになるケースも多いかもしれません。
良い不動産屋を選ぶには、管理会社・仲介会社の選択も大切です。
参考記事:申込み・契約の場所は仲介会社?管理会社?
売上や数字だけではなく、対応の仕方や店内の清潔感に気を配っているかどうかも不動産屋選びには大切なポイントです。
中には店内が汚い店舗やタバコの臭いが充満している店舗もあります。
店内清掃にまで意識が行き届いているかどうかも、良い不動産屋選びのチェックポイントと言えます。
また店舗だけではなく営業マン1人に対してもチェックするポイントは幾つかあります。
スーツやシャツの汚れ・言葉遣い・分煙体制・内見時の接客・対応・靴下の穴あき・内見時のスリッパの有無など、普段から意識が高い人や社内指導が行き届いている店舗は従業員の細かい部分にも指導が入っているはずです。
不動産屋を選ぶ際には、細かい部分にまで配慮されている店舗や営業マンを選ぶようにしましょう。
口コミや評判だけでは不安、、という人は不動産屋の行政処分歴を調べるという方法もあります。
大抵はまとめな不動産屋が多いかとは思いますが、中には悪質な不動産屋が混在している場合もあります。
そのような不動産屋は過去何度か同じような行政処分を受けているケースもあります。
不動産屋の行政処分歴を調べるには国交省の「ネガティブ情報検索等」が役に立つでしょう。
過去5年分の処分歴などが検索できます。
もちろん処分歴だけで判断するのは危険ですが、それでも安心材料の1つにはなるはずです。
不動産屋など宅建業者は免許事業ですから法令に敏感です。
良い不動産屋を選ぶためにも、過去に処分歴が該当するような不動産屋は事前によく確認してから取引するようにした方が良いかと思います。
不動産賃貸には前述した通り様々な費用がかかります。
しかし初期コストの中でも礼金は不動産屋の意向で変化が生じやすいお金です。
中には礼金が本来1か月の物件なのに2か月分取るなど、礼金の額を不動産屋が意図的に操作するケースがあります。
このような行為は「のっけ」と言われ、その余分な1か月分の礼金はどこに流れるかと言えば、仲介不動産屋のマージンになるケースもあります。
不動産屋間の図面は一般のお客様が見る事はあまり無いかと思いますが、物件によっては「のっけOK」とか普通に記載されていたりします。
のっけOKというのは、状況次第で礼金を通常の額より増やしてもいいよ、という事です。
特に最初に提示されていた条件が急に変更された時には要注意です。
またフリーレントも不動産屋が意図的に操作する場合があります。
フリーレントとはお客様が一定期間、家賃を支払わずに物件に住む事ができるサービスです。
ところがこのフリーレントも、同じ物件でもフリーレントが付く場合と付かない場合が起こりえます。
物件によっては図面にて仲介不動産屋が受け取る報酬枠に「AD1か月 or フリーレント1か月」なんて書かれている事があります。
これは、不動産屋が家賃1か月分のマージンを受け取るか・顧客にフリーレント1か月分を付けてあげるか、どちらか判断は仲介不動産屋にお任せしますよ、という管理会社(大家さん側)からの指示です。
ですから何店舗か不動産屋を廻った場合に礼金やフリーレントの有無など契約条件が変わった場合には、よく比較してどの不動産屋が正当な条件を提示しているのか、じっくり検討するようにしたい所です。
いざ物件が決まって申込み段階になった時に金額の請求書を出されて、思った以上の大きな金額に愕然とした経験がある人もいるかもしれません。
お店にもよりますが不動産屋の請求金額というのは不透明な場合も多いものです。
仲介手数料金額が変わる事もありますし礼金の金額が店舗によって変わる事もあります。
その他も鍵交換費用・害虫駆除費用など余計なお金を請求される事も多いでしょう。
もしくは保証会社の利用料も不動産屋によって取扱い保証会社が異なるため、保証料が変わる事もしばしばですし、申込み前に見積もりを出さない不動産屋も意外にあります。
マナー違反にならない範囲に、不動産屋に先に見積もりを出してもらい幾つかの業者を比較するようにしたい所です。
不動産を初め、引っ越しは相見積もりをする事が基本です。
参考記事:引っ越し見積もりサイトを比較!
その場で決めずに色々な店舗を比較する事は良い不動産屋を選ぶ上でも大切です。
顧客が不動産屋で営業マンと物件について話していると、時には突っ込んだ細かい話に展開していく事はよくあります。
そのエリアについては熟知していても物件にあまり詳しくない営業マンもいたり、物件について詳しくても不動産法令について知識が明るくない営業マンも中にはいます。
特に昨今では顧客側がネットで予備知識を付けて来店する事も多く、顧客からの質問に対して営業マンもその場で即答できない場合というのは良くあります。
顧客からの質問に対してわからないのであれば、当然に確認してから回答するのが通常です。
顧客側としては不明な点をクリアにしてから申込みをしたい所ですし、まして不動産のように高額な取引をする訳ですからスルーする事は許されません。
営業マンの回答1つ取っても自分の営業数字本位なのか・お客様に対して真摯に対応しようとしているのか、どちらのタイプか感じ取れる部分はあるかと思います。
良い不動産屋を選ぶ際には、こちらの投げかけた質問への回答にどのように対応するかを見ておく事も大切です。
お客様がメールや電話で物件が空いているかどうか確認の問い合わせをした時に、中には2~3日くらい返信が帰ってこないケースや一切返信が返ってこない不動産屋も中にはあります。
確認自体は数分で終了する事が普通でよほどの繁忙期や物件の管理会社が休み等の場合は除き、何日も返信が返ってこないという事は少し考えずらい所です。
また最近ではスマホからの問い合わせが主流です。
特に現代では数時間メールの返信が返ってこないだけでもストレスを感じる顧客もいます。
顧客サービスに普段から意識がある不動産屋ではレスポンスの速さにも気を配っている所でしょう。
こちらからの問い合わせに対して迅速に適切な情報を提供してくれる不動産屋を選択するようにしたい所です。
営業マンがどんなに「お得な物件ですよ」と話してくれたとしても本当に良い物件とは限りません。
例えば家賃が安い物件には何かしらの事情が潜んでいる可能性もあります。
例えば
- 過去に殺人や病死の放置があった
- 傾斜地
- がけ地
- マンスリー契約と混合の建物
- 空き巣被害の多い部屋
- 墓地周辺
- 保育園幼稚園の近く
- 公園近く
- 病院の跡地
- 1階物件
- 地下物件
- 湿気が多い部屋
- エレベーターが無い
- 人気薄の物件
- デザインが奇抜
- 暴力団事務所の近く
- 北向き
- 洗濯機置き場無し
- 下階がスナック
など、家賃が下がるポイントは幾つもあります。
逆に言えば、このようなマイナスポイントがある物件は、家賃交渉がしやすいケースもあります。
参考記事:賃貸の値引き交渉10の秘訣!値下げを成功させるテクニックとは
家賃設定は通常は管理会社が周辺物件相場と比較しどのくらいの家賃であれば借りてが付くか、大家さんに想定賃料を打診して決めています。
周辺と同じような立地・間取り・築年数なのに相場より安い場合は理由を考えてみましょう。
また不動産業者が顧客の契約判断に影響を及ぼす重要な事実を隠す事は禁止されています。
良い不動産屋を選ぶためには、事実をはっきりと伝えてくれる不動産屋を選ぶことが大切です。
不動産屋の選び方は大手が良い?
不動産屋には大手業者や地域密着型・フランチャイズなど様々な形態がありますが、どのような不動産屋を選べば良いのでしょうか。
まず大手業者のメリットとしては物件数が多いことや支店数が多く、支店同士でも情報を共有しているため、広いエリアで物件を選ぶことができる事が挙げられます。
大手業者とは言っても、例えばフランチャイズ店などは実際には地元の不動産屋などがFCの看板を掲げているだけなのですが、それでもお客さんからすればCMなどでも馴染みのある名前に親近感を覚え、お店にも入りやすいはずです。
また中小零細の不動産屋と比較すると、社員教育がしっかりできている事も多いのが大手の特徴でもあります。
他にも業者によってはお得なキャンペーンを組んでいたり支払い方法も分割が選べるなど、大手ならではのメリットがあります。
また大手業者は店内の内装も綺麗であったり、ネームバリューもある事から、顧客としても安心があるでしょう。
一方で地域密着系の不動産屋のメリットとしては、家賃等の条件交渉がしやすい・物件のことをよく知っている・大家とも距離が近いといった事が挙げられます。
また中にはポータルでは掲載されていないような物件が見つかることもあるでしょう。
特に住みたいエリアが最初から決まっているという人は、地域密着の不動産屋を選んだ方が良い場合もあります。
どちらが良いかという事は一概には言えませんが、その物件やエリアに合わせて適切な不動産屋を選びたい所ですね。
一人暮らしの不動産屋の選び方は?
一人暮らしの場合、不動産屋選びはどのような店舗を選べば良いのでしょうか。
実際の話、その不動産屋だけしか扱えない物件というのは全体の数%程度で、多くの物件はどの不動産屋でも共通して対応できます。
そのため一人暮らしで不動産屋を選ぶ際には、「この店舗なら安心して任せられそう」と感じる店舗を選ぶのが良いでしょう。
特に初めての一人暮らしであれば部屋探しに慣れていない事もありますし、内見や申し込み・契約などの手続き方法も分からない事も多いかと思います。
申し込みを急がせる業者であったり、あなたの質問に的確に回答してもらえないような業者であった場合、満足のいくお部屋探しはできません。
自分の希望条件や優先順位を伝え、それに真摯に耳を傾けてくれる不動産屋・営業マンを見つけたい所です。
不動産屋の中でも良い営業マンは以下のような人が挙げられます。
- こちらのペースに合わせて動いてくれる
- 物件のマイナス点・デメリット等も教えてくれる
- 借主が気付かない点を指摘してくれる
- 建築・土地・税法など知識が豊富
- 身だしなみ・言葉遣い
- 店内に清潔感がある
- 希望条件に合わない物件を勧めない
- 周辺環境を熟知している
- 宅地建物取引士資格の有無
- レスポンスが早い
- 自分のためにどこまで汗をかいてくれるか
そのため自分が任せたいと思う不動産屋が見つかるまでは、出来れば「複数の不動産会社を廻ってみる」のが良いと思います。
一人で心細いようであれば引っ越しに慣れている友人などを一緒に誘ってみても良いでしょう。
一人暮らしの場合であっても、不動産屋選びはあなたのパートナーを見つけるのと同じです。
後々に後悔をしないように、最適な不動産屋を選びたいですね。
不動産屋の選び方で番号は大切?
まともな不動産業者であればきちんと免許を受けて事業を行っているのが普通です。
不動産屋には宅地建物取引業者免許証が掲げてある事でしょう。
免許証を見ると商号や代表者氏名・主たる事務所などの他にも免許証番号の記載があり、通常は「○○○免許(2)第○○○○号」のようになっているはずです。
○○○免許の部分には国土交通大臣免許なのか都道府県知事免許なのかが記載され、第○○○○号には免許番号の記載があります。
(2)の所はその不動産業者の免許更新回数が載っています。
この免許更新回数は5年ごとに更新される事になっており開業時は(1)、6年目からは(2)というように5年経過すると1つずつ更新回数が増えていきます。
この点について、よく色々なサイトで更新回数が多いほど事業年数が経っており優良な不動産業者である旨の記事を見かける事がありますが、実際にはそうとは言い切れません。
国土交通大臣免許か都道府県知事免許かは、簡単に言えばその不動産屋の事務所の数で決まり、1つの事務所であれば都道府県知事免許・2つ以上であれば国土交通大臣免許になります。
支店を増やした場合など、途中で免許権者が変わるだけでも今までの更新回数は「1」に戻ってしまいます。
また例えば不動産業歴の長い会社が買収された場合、買収した側の会社が不動産業歴の浅い会社だったとしても、以前の業歴の長い不動産業者の更新回数を引き継ぐ事も出来ます。
このように更新回数は状況によって変化する事もありますので、更新回数が多いからと言って優良な不動産業者であると言い切る事は出来ません。
参考指標の1つにはなるかもしれませんが、数字だけに惑わされずに一番肝心な「人」を見るという事を忘れないようにしたい所ですね。
賃貸の相見積もりは必要?
賃貸では見積もりを取らない人が意外に多いものです。
初めに来店した不動産屋で契約を決めなければならないと思っているのか、もしくはどの不動産屋に行っても料金はさほど変わらないと思っているのかもしれません。
ですが不動産屋次第で料金が異なることはあります。
賃貸契約では以下のような費用項目があります。(物件により異なります)
- 賃料
- 日割賃料
- 前家賃
- 管理費(共有費)
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 鍵交換代
- 火災保険
- サポートサービス
- 契約事務手数料
- クリーニング代
- 害虫駆除
- 保証会社の保証料
- 更新料(更新時)
こんなにも多くの費用項目があるのに、これらの費用金額がどの不動産屋でも同じという事は考えにくい所です。
特にオプション系の料金に関しては、不動産屋次第でかなり差が付くこともあります。
マナー違反にならない程度に、賃貸でも見積もりを取ることは不動産屋選びでも大切かと思います。
不動産屋で取り扱い物件以外を紹介してもらえる?
例えばあなたがネットで見かけて気にいった物件があったとして、その物件を取り扱っている不動産屋に問い合わせをしたとします。
画面上に記載されていた物件の取り扱い店舗にそのまま連絡をする方も多い筈です。
ですが実際には記載されている不動産屋でなくても、その物件を取り扱うことが可能な場合が多いです。
不動産業者が見ているREINS(不動産流通標準情報システム)というデータベースは不動産業者専用のシステムであり、大手ポータルサイトよりも豊富な物件を網羅しています。
多くの物件がREINSに網羅されているため、どの不動産会社に行っても大抵の物件は紹介してもらう事ができます。
そのため非公開や専任物件でない限りは、どの不動産屋に行っても取り扱い物件に大きな差はありません。
ですから対応の悪い不動産屋は避け、自分が気に入った不動産屋で部屋探しをする事が可能です。
言い換えれば「物件選び」よりも「不動産会社選び」が大切とも言えます。
ですがやはり地元の不動産業者の方がそのエリアや物件・周辺環境について詳しい場合が多く、ネットに載らないような情報を持っている事もありますし、地元の業者しか知らない物件を把握しているケースもあります。
昔から存在するような地場の不動産業者ではポータルサイト等に物件を掲載していない事も多いので、来店してみたら他社で見れない物件を紹介してもらえたという事もあるでしょう。
そのため多くの物件は業者間で共有されているのでどこの不動産業者でも取り扱い可能ですが、できれば住みたいエリアの不動産業者にあたったほうが、部屋探しの精度が上がりやすいという事が言えるかと思います。
評判が悪い不動産屋は利用しない方が良い?
親切な不動産屋さんが殆どかとは思いますが、中には評判の悪い不動産屋も存在します。
特に不動産業界に対して「イメージが悪い」「怪しい」といった印象を持っている方もいるようです。
不動産屋のイメージが悪くなりがちなのは以下のような理由があります。
- 昔からの「地上げ」のようなイメージを引きずっている
- 売り込み・営業がしつこい
- 歩合・ノルマ重視(売り込み姿勢が強くなりやすい)
- 取引金額が大きい(ギャンブル的イメージ)
- イメージの悪い取引(のっけ・AD・ヌキなど)
- 売りっ放し(取引が終わったら付き合いが無くなる事も)
- 家・土地に対するイメージ(土地を手放す=借金・不幸があった等)
- リテラシー・モラルの低さ
- 業者同士の横の繋がりが強い
- 従業員の雰囲気(中にはホスト・体育会系な雰囲気の人など)
- 顧客の眼が養いにくい(頻繁に購入する機会がないため)
特に現在ではネットが主流という事もあり、悪い噂や口コミがすぐに周囲に伝わります。
ですが評判が悪い不動産屋が本当に悪質なのかどうかは、実際には来店してみないと分かりません。
中には無責任な声をネット等にあげる人もいますし、営利目的による声などもネット上には多く存在します。
そのため評判の悪い店舗であったとしても、実際に取引してみたら好印象だったという事も十分にあり得る事です。
やはり大切なのは実際に来店してみた時の印象や対応・入居後のアフターケア等を含めて、自分の目で判断する事が大切になってきます。
特に管理会社や大家さんとは長い付き合いになるかと思いますので、周囲の評判に惑わされ過ぎずにじっくりと見極めをする事が肝心ですね。
良い不動産屋の選び方まとめ
幾つか不動産屋を選ぶポイントを挙げてみました。
不動産屋によって特色があるので一概には言えませんが、良い不動産屋や部屋を見つけるポイントとして共通して言える事は、じっくりと時間をかけて色々な不動産屋や物件を見て廻る事だと思います。
複数の物件を見て廻るうちに、部屋探しに慣れて自分なりの判断基準が出来上がっていく事でしょう。
不動産業者は全国に12万店以上あります。実に全国のコンビニの数の倍以上の数です。
1つの不動産業者で良い物件が見つからなくても良い不動産屋は街中に沢山あります。
自分が納得がいくまで根気強く自分のペースで物件探しをしたい所ですね。
また部屋探しをするには、まずは不動産屋選びをする必要があります。
多くの不動産屋がある中でも、自分の目的に合った不動産業者を選ぶことが大切です。
不動産屋によって初期費用が数万円単位で違ってくることも多くあります。
こちらの記事でもおすすめの不動産会社(サイト)をタイプ別にご紹介していますので、参考にしてみてください。
参考記事:おすすめの不動産会社(サイト)を徹底解説
これからお部屋探しをする人が良い不動産屋に巡り合える事を願っています。
それでは今日はこの辺で。
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