前の入居者が前科者だった?不動産屋に説明義務は?

手錠

今回は自分が住んでいる部屋の前の入居者について書いてみようと思います。

世の中には過去に犯罪を犯してしまった人がいます。犯罪の種類は様々ですが刑期を終えて社会復帰を試みている人もいるでしょう。

賃貸で部屋を借りる際、自分が借りた部屋について、「前の入居者はどのような人だったのか」について気になる人もいるかもしれません。

またもし前の入居者が、前科のある人であった場合、不動産屋にはそれを説明する義務はあるのでしょうか。

スポンサーリンク

借主がもしその事実を知っていたら…

賃貸で部屋を見つけて申込みをした場合、前の入居者がどのような人だったかという事について話題に上がる事は比較的少ないものです。

部屋の内見時や申し込み時に、隣人がどのような人か・過去に何かトラブルはなかったか等の話題が上がる事はありますが、その部屋に以前に住んでいた入居者はどのような人といった話題はあまり上がる事はありません。
過去の入居者については既に退去済のため、新しい借主に何かしらの影響が発生する可能性は少ないと考えるからでしょう。

しかし中には前の入居者が例えば前科者だった事を知った場合、新しい借り主さんとしては怖いという気持ちや不安な感情を抱いてしまう人もいるのかもしれません。
犯罪の種類にもよりますがもし前の入居者が殺人等の前科があった場合、新しい借主さんがもしその事実を知っていたら入居を考えてしまう人がいてもおかしくはないでしょう。

不動産屋に説明義務は?

不動産業者というのはご存じの通り、お客様の契約等の判断に重要な影響を及ぼすような事実を告げなかったり故意に告げない行為を禁止されています。
この事からすると過去の入居者が前科者だったという情報を新しい借主さんに告げる必要があるのかどうか、人によっては判断も分かれる所でしょう。

しかし一般的には前の入居者が前科者だったとしても、新しい借主さんにその事実までを告げる義務はないと考えるのが通常の見解かと思います。

理由としては今後の新しい借主さんの実際の生活に影響を及ぼす事は通常は無い事や、例えその人に前科があったとしても個人のプライバシーに関する情報であり、また不法行為を行っていたとしても既にその方は退去済みであり、新しい借主がトラブルを被る可能性は極めて低いという事も言えるかと思います。
またその人物が刑期を終えていれば既に犯罪者ではなく、人権を考慮しても情報として伝えるべきではないとも考えられます。

 

今でもネット上では個人の前科歴等について閲覧できる場合もありますが、一方でプライバシーの侵害を訴える声も多いものです。
過去の判例や最高裁でも個人の前科歴の開示は個人の信用に関わるものであり、プライバシー侵害にあたると判示しています。

新しい借主さんとしては判断が難しい所でもあるかと思いますが、不動産屋から取得できる範囲での情報で判断をしてお部屋探しをする他ありません。

もちろん退去済の前入居者が新しい借主さんに嫌がらせ等の行為を行った場合は上記の限りではありません。

個人の考え方にもよりますが納得をした上で契約に臨みたい所ですね。

それでは今日はこの辺で。

スポンサーリンク