人工知能AI・機械化で不動産屋は無人化する?

ロボットの絵

昔から不動産屋というのは顧客から電話で問い合わせを受けて物件の空きを

確認し、メール等で図面を送って顧客から反応があれば内見してもらう等の流れ

でした。不動産業者間のやりとりは未だにFAXが多く、内見をする際ににも

顧客側はわざわざ店舗まで来店しなければならず、しかも不必要な物件まで数件

見なければ希望の物件まで辿り着けない。。なんて事も珍しくありません。

また来店も1度きりならず、契約時にも再度店舗まで出向き、面倒な契約事務を

終わらせる必要があります。

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そんな不動産業界にも少しずつ移り変わりが見えてきているようにも思います。

例えば2017年10月からはIT重説が本格運用されますが、IT重説が実施されれば

不動産屋の店舗というのは見方によっては特別必要なモノでもなくなります。

 

今でさえ顧客の1割が内見をせずに画像だけで部屋の申込みを決めるという時代です。

内見や契約時でもわざわざ店舗まで来店しなくても良い事になりますし、その度に不動産屋へ

出向くというのは非効率ですよね。またIT化されれば契約書面などの電子化も更に進むでしょう。

現在でも既に大家との管理契約の契約書類等は電子化している企業もあります。IT重説をきっかけ

に今後は不動産業界も変化の時を迎えるのかもしれません。

 

また最近では人工知能を用いて顧客の質問に即座に答えるシステムを導入している企業も

出てきています。Line等のチャット形式で応答するようになっており、顧客が希望する物件

についての質問などWEB上の問い合わせ受付を、人間の代わりにAIが対応するものになっていて、

実によく出来ています。また希望物件をリクエストすると、自動的に最適な物件を提案してくれる

システムも普及してきているようです。

 

確かに少し突っ込んだ質問に関しては適格な回答ができない事があったり、一時受付のような形を

取っている所も多いようですが、それでもデータが蓄積していけば時間をかけて徐々に精度も増して

いくのでしょう。

また賃貸問い合わせ受付等だけではなく売買部門でも人工知能が顧客に物件提案をするシステムが

普及していきています。営業マン1人が提案する物件では情報量に限界があるケースも多く、

また不動産会社によって取扱い物件も異なるケースが多いため、過去の分譲価格やポータルでの

取引価格データをベースにして、人工知能が適正物件をはじき出すというシステムは今後も営業マン

がやってきた仕事を代替していくでしょう。

細かい言葉のニュアンスの難しさや会話を飽きられないようにする等、今の段階では人間の手を完全に

離れる事は出来ないとは言え、今まで営業マンが1件1件対応していた事をAIが対応してくれる

ようになります。また例えば内見や物件問い合わせは不動産屋の営業日しか受付できないケース

も多かったですが、自動化されれば24時間の受付も可能になるかもしれません。

また仲介だけでなく管理さえ防犯面もスマートロックや小型端末の普及もしており、スマホで操作・

不審者の確認ができる上に、室内も人感センサーや室内カメラを導入する事でリアルタイムに

設備や室内の状況を把握できるシステムを導入している企業さえもあります。

AIシステムは当分は資本力のある企業など大手を中心に普及していき、個人の不動産屋に導入

されていくのはまだまだ先になるかと思いますが、とは言え機械化が進んでいく事は間違いありません。

 

今後少しずつ不動産屋に営業マンは不要となっていくのでしょうか。今では考えにくい事かも

しれませんが、数年~数十年後に店舗が無人化していてもおかしくはありません。

今後はコンビニでさえも無人化すると言われる時代。現にスウェーデン等ではコンビニは

完全無人化されている店舗もあります。もちろんコンビニだけではなくオフィスワークから肉体労働

まであらゆる業種で機械化が進んでいくでしょう。

また不動産業は小売店のようにその場で物品の売り買いをする訳でもないので、そもそもの実店舗

の必要性も考えにくい所ですし、無人になってもセキュリティ等もさほど注意する必要が

無さそうに思えます。

 

内見もWEBの内覧やVR内見・現地集合・解散にして金銭の授受もモバイルアプリ等で完結すれば

特に問題も生じないようにも思います。また人件費コスト削減や業務の効率化にも繋がりますし

テナント賃料等も削減出来れば、その分顧客へのサービスに転嫁出来そうな気もします。

不動産屋店舗が無人化するのも遠い未来ではないのかもしれません。

 

ですがとは言っても完全に営業マンが不要になるかと言えばそれはまだまだ難しいでしょう。

業者同士の細かなやりとりは話が複雑に混み入る事もありますし、顧客や大家との条件交渉

などはまだまだ人間が行った方が効率的かと思います。当面はAIの不得意な分野を人間が

処理していくのが現実的な所でしょうか。

 

不動産業界は古い業界体質の名残が残っているような部分もあるので、このような技術進歩は

単純に嬉しいですね。また古いスタイルをなんとか脱却しようと試みる企業の姿も見ていて応援

したくなります。様々な方面からの圧力・反対や昔からの慣習から脱却するのは簡単ではない

と思いますが、新しいサービスを今後も応援していきたいですね。

それでは今日はこの辺で。

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