突然部屋を変更してくれと言われたって?

今回は部屋の変更について書いてみようと思います。

賃貸借契約を済ませているのに不動産屋から部屋を変更してくれと言われた、

こんなトラブルは滅多に起こりませんが、実際に起こりうるケースである事は

事実です。一度内見に行って気に入った部屋だったのに、契約後に部屋の変更を

言い渡されるなんてショックを受ける借主さんも多いかもしれませんね。

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部屋の変更を言い渡されるケースとは?

まずこのような事が起こるケースとして考えられるのは例えば繁忙期

場合です。管理会社としては一般的には借主の”申込み受付優先順”で部屋の先着を

決めているケースが多いように思いますが、繁忙期などバタバタしている時に

1つの部屋に何人かのキャンセル待ちが出ていたりする時には、何かの手違いで

その優先順番が狂ってしまい、突然に部屋の変更を言い渡される可能性もあると言えます。

 

もしくは例えばその部屋にまだ人が住んでいて近日中に退去する予定だったのに、

何かの理由で退去する日付が先延ばしになった為に、新借主が予定していた部屋を

借りられない、なんてケースも考えられるでしょう。

もしくは大家さんが傲慢な人で受付優先順を守らず、後から更に他に条件の良い入居者が

見つかった為に、管理会社に無理を言ってそちらの人に勝手に乗り換えてしまった

なんて例もあるかもしれません。

いずれにしても契約を済ませているにも関わらず部屋を変更しなければならない

というのは借主さんにとっては納得がいかない事かと思います。

責任は取ってもらえる?

例えば他の借主が先に入居してしまって、自分はその部屋を借りる事ができない

場合、責任は取ってもらえるのでしょうか。

この場合既に契約は済ませているので厳密に言えば大家に債務不履行責任が生じる

事になり、その部屋を借りられないともなれば契約を解除して契約金の返却は

もちろん引っ越し代など実際にかかった費用の弁済を請求する事も可能かと思います。

とは言え実際にはそこまで深刻になるケースは稀で、一般的には代替案として、

同じ建物の同じような間取りの部屋を用意してもらったり、契約自体を無効にして

もらったりという事が通常でしょう。または同等のレベルの部屋がなくとも、

他の部屋で空きがあれば多少家賃を安くしてもらってその部屋で我慢するといった

ケースもあるかもしれません。

様々な部屋の変更ケース

次にまだ誰も未入居の部屋に、管理会社の手違いで二重に入居者が入居予定となって

しまった場合はどうでしょうか。

その場合は部屋の引き渡しの順番が大きなポイントになってきます。

「部屋の引き渡し」を自分が先に受けていれば他の希望者に借主としての権利を主張

できますが、逆に別の入居者が先に引き渡しを受けてしまえば、自分が権利を主張するのは

難しくなります。要するに早い者勝ちと言っても良いでしょう。ちなみに引き渡しとは

実際に入居している時はもちろんですが、家具を部屋内に搬入さえしていれば引き渡し済

と認められるケースも多いように思います。

 

最後に例えば自分がその建物に住んでいて、別の住みやすそうな最上階の角部屋が空いた

ので、部屋を変更して欲しいと申し入れる場合はどうでしょうか。この場合は借主の都合で

部屋を変更する訳ですから、基本的には再契約を締結し直すという事になります。

再契約を締結するという事はいくら同じ建物内でも別の契約という事になりますので、

当然敷金や礼金等の契約金を再度支払わなければならないという事です。

大家さんがその建物を一棟所有しているのであれば初期費用を多少甘めに見てくれる事も

ありますが、マンションやアパート等は区分所有も多いので部屋毎に所有者が異なる

ケースも多いです。所有者が異なれば当然に初期費用は再度支払わなければならない

可能性が高くなります。

 

また上記のようにもし最初の契約時に、前述した最上階角部屋には別の人がすでに入居済で、

その部屋が空くまで他の部屋に入居し、空きが出たら部屋を移動するという前約束付きの契約

をしていたのであれば、その旨を契約時にしっかりと契約条項に記載しておいてもらうように

しましょう。また部屋を移動する時の契約金類の発生有無もきちんと記しておいた方が

良いですね。後から口で言った言わないのトラブルはとても多いものです。またそれを証明

する判断材料になるのが契約書や重説ですので、書類文面として残しておく事が基本的な対策

になります。

しっかりと理解納得した上で申込みするようにしたいものですね。それでは今日はこの辺で。

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