業界初の民泊保険の登場?

 

今回は民泊保険について書いてみようと思います。

報道で業界内で初の民泊保険が発売されるとの情報がありましたね。

損保ジャパンから民泊向けの保険として発売されるようで11月頃に予定されているとの事。

利用者が宿泊時に火災を起こしたり、建物や設備を壊してしまった場合の損害・訪日外国人が

急病時などに英語や中国語、韓国語での24時間対応のサービスを受けられたり、飼い犬が家事代行者に

けがをさせた場合などの損害も補償してくれるとの事です。

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今までもAirbnbのホスト保証や一部の不動産ポータルサイトの賠償補償・協会の会員向け補償が

ありました。ですが中には火災に対応していなかったり国内ホストの補償が適用されない等

幾つかの難点もあったようですね。

そもそも民泊のような宿泊施設の場合には一般住宅に適用されるような火災保険では万が一の時にも

保険金が支払われない事が殆どでした。理由はやはり建物の用途の違いにあり建築基準法に基づく

一般住宅と旅館業法に基づく宿泊施設では加入する保険が異なってきます。仮に民泊を運営しながら

通常の賃貸住宅用の保険をかけていても万一の時に保険は適用されないケースが多いでしょう。

というか民泊物件として申請していたのであればそもそも保険加入できないケースが多いかと思います。

もちろん初めから旅館業法に基づく宿泊施設として保険をかけていたのであれば問題はないかと

思いますが難点は保険料の高さにありました。一般住宅用の保険とは年間保険料が大幅に違います。

旅館業法の宿泊施設は一般住宅とは規模が違いますし不特定多数の顧客を対象にします。保険会社から

してみればリスクが高く保険料もそれだけ割高になると捉えられるのは当然でしょう。

簡易宿所営業の許可を取っていれば保険加入自体は出来ても保険料の高さを考えると積極的には

加入できないと考える運営者も多かったように思います。その意味でも今回の民泊保険には保険料含め

内容に期待したいですね。

民泊新法の成立も近年に予定されておりネット上で届出が可能となっていますがそれでも2万件を超える

国内の全ての民泊施設が全て届出を済ませ解消されるとは限りません。今回の損保ジャパンの民泊保険も

新法成立を睨んでの発売かと思われますがどのくらい普及していくのかは全く予想が付かないですね。

それでも今の民泊では不特定多数の旅行者や訪れトラブルが絶えません。今まで違法と言われながらも

非効率な為に従おうとしなかった運営者や、見て見ぬふりをされてきた物件も数多い事でしょう。

また今や民泊は施設の運営者のみならず不動産業者や代行サービス会社が多く民泊ビジネスに参入

してきておりもはや貸主と借主間だけの問題とも言えなくなってきている節もあります。

民泊新法や新しい保険サービスの誕生等を通じてもう少し民泊施設の方向性が定まってくると良いですね。

また新しいサービスが拡充していくのは良い事かと思いますが、本来は日本の文化や生活習慣をありのまま

訪日外交人に知ってもらう意味合いでの民泊施設も多かったはず。本来の意図を忘れずにビジネス色が

濃くなり過ぎないような周囲の配慮も必要ですね。それでは今日はこの辺で。

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