ビルオーナーの電気代や水道代の水増しは3割までOK?

水道メーター

今回はテナントビル等の電気代や水道代について少しだけ書いてみようと思います。

一般家庭の電気代や水道代はそれぞれにメーターが付いており、毎月検針員が計測を行ってその数値により料金が決まってくるかと思います。

当然テナントビルも同じようなやり方を取っている事もありますが、割とよくあるのがビルオーナーが一括して電力会社や水道会社へ支払をし、その後にテナント毎に請求額を決めていくというやり方です

テナント側からしてみれば電気や水道の使用量は気にしたとしても、その請求方法などに関しては意外と無関心であったりする事も多くあります。

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最初の事業用賃貸借契約書等で電気代や水道代が一定額とする事を取り決めているのであれば借主としてもある程度は安心できますが、
テナントに入ってから初月の電気代や水道代の明細書を見て腰を抜かすほど金額が高い事も割りとあります。

多くのテナントでは毎月実費以上の金額を支払っているケースも珍しくはないでしょう。

特に商業地域や繁華街のビルではこのような光景がよく見られる気がします。
一概には言えませんがこのような場合、テナントの大家さんが請求額を算出しているケースもあります。

過去の判例では

ハンマー

過去の判例で、家主がテナント側から電気代を実費よりも多く徴収していて、裁判になった例があります(大阪地裁)。

家主はビル全体の電気料金を一括払いした後、複数のテナント側から実費の1.8~2.4倍を徴収していたようです。

家主としては「電気設備の維持管理費などを上乗せして請求した」という反論もあったようですが、地裁の判決としては「維持管理費を考慮したとしても
実費の1.3倍を超えた分は不当利益にあたる」といった判断を下しました。

結果的に家主に対して過去に支払った電気代のうち、テナント側に対して計480万円の返還命令が出ていたようです。

 

逆に言えば高い割り増し料金はダメだけど3割くらいまでの少しの割り増しであればOK…といった感じでしょうか。

事前に契約書で定めていたり、実費部分の単価を説明した場合に有効とされているようですが、それでも個人的にはやはり実費できちんと請求してほしいなぁという感じがしてしまいます。

料金の算出方法が家主任せなんて少し不安ですしね。。

最近ではあるラーメン屋さんが電気料金をごまかしていた事で話題になりましたね。
電気メーターの円盤が回る速度を改造して遅くし料金をごまかしていたそうです。そこまでやるなんて。。

これから独立をされてビルテナントに入る方々は、細かい請求にも気を配った方が良いのかもしれませんね。

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なぜ家主が算出・請求するのか?

様々なケースが考えられるので一概には言えませんが、なぜ大家が水道料金等を算出する事になるのかと言えば、ビル等の場合には費用をケチったりして
一戸ごとにきちんと正規のメーターを設置していない可能性も考えられます。

そのため水道局からビル1棟分の水道料金の請求が来てから、大家がそれを戸数や部屋の使用量に応じて割る等して、テナント毎に料金を算出しているケースもあるのでしょう。

もし料金が高すぎると感じるのであればテナント側が明細を請求する事も可能ですし、証拠が出ればその分の返金対応してもらう事も検討は出来ます。
もちろん大家さんがそのような要求に協力的になってくれるかどうかは分かりませんが…。

テナントを決める際には単純に部屋の賃料だけで決めてはいけないという事ですね。

 

もし料金を多少上乗せして請求するのであれば、やはりあらかじめ契約書等にその旨を記しておくべきと思います。
契約後にそのような請求がいきなり来てもテナント側としては困惑してしまいますので、事前にきちんとルールの取り決めをしておく事が大切です。

逆にそのようなきちんとしたルールが存在しないのであれば、いくら慣習的になっている側面があるとは言え、やはり水増しの請求等を行うべきではないと個人的には思います。

 

またこのような割り増し請求は家主だけの責任とは限りません。
管理会社など、不動産業者が家主にそのような請求方法等を教えているケースもあるからです。
確かに不動産屋は家主側に寄り添うケースもあるものですが、仲介をする以上は家主の利益だけではなく、借主側の立場も考慮して判断をすべきかと思います。

不透明な住居関連の費用

また水道代や電気代等に関わらず、不動産に関連した費用項目というのは不透明・曖昧になりがちです。

例えばマンション等では共益費や管理費がありますが、その内訳を正確に把握している人は僅かで、具体的な中身を知らないという人さえ多くいます。
毎月支払っている費用だけに固定費として捉えてしまい、鈍感になってしまっている部分もあるのでしょう。

ですが突っ込んで細かく調べてみると、意外にこのような細かい費用項目から意外な事実や実態が発覚する事もあります。

毎月の光熱費の請求書内容を見ずもせずに捨てていたり、家主からの内訳の記載のない請求書に疑問も持たずに毎月支払っている人も意外と多いのではないでしょうか。

いかに普段から光熱費の節約に努めていたとしても、その算出方法が正確でなければ何の意味もありません

お金の流れはしっかりと把握するようにしておきたいものですね。

今回は電気代や水道代の水増し請求について挙げてみました。

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