新入生は大学生協の賃貸と不動産屋の賃貸、どっちがお得?

今回は大学生協の賃貸物件と一般的な不動産屋の賃貸物件について少しだけ書いてみようと思います。

大学に入学をする際、実家から通学をする人もいれば、これから一人暮らしを始めようと考える学生さんもいるかと思います。

大学からの入学案内には生協の賃貸のパンフレットが入っている事も多いので、生協から部屋を申し込もうという学生さんも多い事でしょう。

ですが生協以外にも不動産屋さんはたくさんあります。

大学生協と通常の不動産屋さんではそれぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

大学生協の賃貸のメリット

生協から申し込むと学生さんにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。

まず部屋探しに関しては大学の先輩がアドバイスしてくれるので、部屋のことだけでなく大学の事も気軽に聞きやすいと思います。

在学生のアドバイスを直に聞けるというのはメリットとして大きいですね。

 

また大学の寮や学生館・下宿は生協さんを通す事になる場合が多いので、同じ大学の生徒さんと一緒の建物内で生活をしたいという学生さんにとっては利点と言えるでしょう。悩み事なども気軽に相談できると思います。

その寮や下宿によっては安価で食事付という物件もあるので、子供の栄養の偏りが気になる両親としては安心できるという部分もあると思います。

普段の生活面では、特に生協の管理物件についてはトラブルが起きても生協のアドバイス等が受けられるという点も安心に繋がるという人もいるのではないでしょうか。

 

また窓口も大学内にあるので不動産屋のように入りづらいとか相談しづらいという事もなく、困った時には相談しやすいという点もあります。

そして何より生協さんでは他の不動産業者の物件も取り扱っているので、生協物件も含めてまとめて検討できるというのも利点です。

 

特に寮・宿舎・学生会館に入居を考えている学生さんや、大学周辺に住みたい学生さんには向いています。

初期費用においても低めに設定されている物件もありますので、生協で気にいった物件があれば見てみるのも良いでしょう。

 

不動産屋の賃貸のメリット

それでは一般的な不動産屋さんを利用するメリットとしてはどのような点があるでしょうか。

地域の不動産屋としても生協から紹介を受けられれば、保証人がしっかり付いたお客さんを獲得できる事は間違いなく、生協に自社のパンフレットを置かせてもらう等の営業活動に力を入れている会社も多くあります。

 

一般の不動産屋で部屋探しをするメリットとしては、まず物件数の多さです。

通常の不動産屋でも豊富な物件がありますし、ポータルサイトで検索をしても数万件の物件があります。

 

また営業マンもそのエリアの物件の取り扱いに慣れた方も多いので、不動産業者さんならではのプロ目線でアドバイスしてくれる事も多いでしょう。

初期費用に関しては、確かに生協では仲介手数料無料や更新料無料物件がありますが、一般の不動産屋でも同じように仲手無料敷礼ゼロ物件も多くなってきていますので、どちらも大幅には変わらないかなという印象です。(初期費用は家賃の4.5~5か月分程度が一般的)

 

ただし一方で学生さんからすると、不動産屋には少し入りにくいという人も多いようです。

特に生協と比較すれば営業色が強くなることもあるので、自分のペースで探したいという方は生協さんで選んでも良いと思います。

ただお部屋にこだわりがある人や、自分なりのお部屋を探したい方は、不動産屋さんでお部屋探しをするのも良いでしょう。

 

不動産屋さんはたくさんありますが、その中の1つとして「アパマンショップ」もおすすめです。

物件数が多いだけでなく大手なので安心感もあり、清潔感のある店舗が多く入店しやすいと思います。

参考記事:アパマンショップの評判・口コミは?仲介手数料やキャンペーンも解説

アパマンショップでは敷金礼金ゼロの物件なども豊富に揃っています。

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生協のマンションの評判は?

通常の不動産屋の取り扱い物件数と比較すると、生協の物件は少し物件数が少なめな印象もあります。

また生協の管理マンションというのはその大学の周辺にある事がほとんどなので、例えばその学生さんが駅から離れたエリアに住んでみたいという希望があった場合には、生協の紹介する物件から希望通りの物件が見つかるかどうかは分かりません。

特に地方の大学の場合には都会暮らしを望む学生さんも中にはおり、大学周辺での生活を嫌悪する学生さんがいる事も事実です。

もしくは普段から他エリアに電車で移動することが多い学生さんや、アルバイト等で他駅へ移動する学生さんにとっては、大学近くよりも駅周辺のマンション方が利便が良いというケースもあるでしょう。

 

また学生さんだけの物件という事で生活ルールの縛りが通常の賃貸物件よりも多少厳しい物件も多いかもしれません。

例えば楽器演奏禁止や就寝時間帯がある程度決まっている物件もあると思います。

 

また通常の賃貸物件と同様で、他の学生さんも生協さんで部屋探しをしているので、自分が気に入った物件があっても人気が出そうな部屋はすでに成約済みとなっている事も多くあります。

そのためもし生協で部屋探しをするのであれば早めに動き出した方が良いでしょう。

 

また大学生協で取り扱っている物件には、主に以下のような物件があります。

  • 生協管理物件:生協が学生さんの生活サポートをしている物件
  • 業者物件:生協が提携している不動産業者さんが管理している物件
  • 家主物件:大家さんや大家さんの管理会社が建物の管理をしている物件。生協が仲介を行う。

 

生協さんで取り扱っているからと言って、すべてが同じとは言えません。

例えば契約書1つ取っても、生協管理物件と業者物件では契約書式や契約内容は変わってきます。

入居時には通常の不動産屋であれば家賃については当月日割り分+翌月分家賃を支払うことが多いですが、生協の物件には例えば4か月分の家賃+共益費を前払いしなくてはならない等の制約が付くものもあります。

また上記にも記載した通り、単純に生協が紹介してくれる物件の中でも、実際に生協が管理している物件と、生協を通して他の不動産会社や大家と契約する物件があり、管理によって初期費用が異なるケースもあるので、実際の費用については事前によく確認してから申込みした方が良いでしょう。

 

ですが大学生協の物件にはやはり学生さんが住みやすい物件がありますし、何より周囲のサポートが得られやすいのも大きなメリットです。

特に学生さんは一人暮らしが初めてかと思いますので、他の学生さんと身近な環境で生活をしていくというのは勉学と共に大きな経験になるかと思います。

 

賃貸の仲介手数料無料って?

書類

 

最近では仲介時に支払う手数料である仲介手数料が半月~無料になる不動産屋さんも増えてきました。

生協でも仲介手数料が無料になる物件もあると思います。

先ほども挙げたように、生協管理物件とは言っても物件の所有者が生協とは限らず大家さんは別にいる場合もあり、生協は大家さんに広告料等の名目で費用を徴収しているケースもあると思います。

 

生協さんに限らず仲介手数料無料の物件というのは、このように大家さん側から手数料を徴収しているので、仲介手数料無料で提供できるという仕組みになっています。

通常の不動産屋が大家さんに請求する広告料(AD)は1~2か月分が相場ですが、聞いた話では生協が大家さんに請求する広告料は0.3~0.5か月分くらいの所もあるようです。

 

ですが学生生活を長く住むお部屋ですので、当然に手数料や初期費用の安さだけで決めるべきではありません。

また当然に仲介手数料無料となる物件や敷金礼金ゼロになる物件などは、中には不人気な物件も含まれているので、物件の良し悪しを見極めることも大切です。

忙しい学生さんではなかなか難しいかもしれませんが、多くのお部屋を見ていくことで少しずつ相場感や部屋の良し悪しが見えてくるようになりますので、できるだけ多くのお部屋を見学するようにしたいですね。

 

大学生協と不動産屋どっちを選ぶ?まとめ

大学生協と不動産屋の賃貸について挙げてみました。

学生さんとしても、生協物件にするか不動産屋にするか迷うところですね。

ですが学生さんがするべき部屋探しというのは、生協か不動産屋かという選択肢で決めるのではなく、まず自分が住みたい物件を選び、その上で費用などの条件をじっくり比較したほうが良いように思います。

せっかく楽しみなキャンパスライフが住む家のせいで切ない学生生活になってしまった…なんて事になったら勿体ないですからね。

 

最適な生活場所を見つけて充実した学生生活を送りたいものですね。

それでは今日はこの辺で。

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