海外赴任で持ち家を賃貸で貸す場合の対応・注意点は?

今回は海外赴任について書いてみようと思います。

急な海外赴任を言い渡され海外へしかも来月から…こんな状況になった時、皆さんはどうしますか?

海外赴任なんてあまり経験がないし、赴任中にどのようなトラブルが起こるかも予想が付きません。

また家の管理についても気になりますし、海外赴任中だけ自分の家を貸し出すという事はできるのでしょうか。

今回はそんな海外赴任について挙げてみます。

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海外赴任中に家を貸すか・空き家にするか

 

①自宅を貸し出す場合

まず海外赴任が決まった時点でどうするか迷ってしまうのが賃貸として貸し出すのか空き家にするのかという問題です。

もともと賃貸であれば事前に解約しておけば問題ないですが持家であればそうはいきません。

海外へ赴任するとなれば家は誰も使用しなくなりますし、その間も固定資産税火災保険など税金や保険料は発生しています。

 

その点においても自宅を貸し出すとすれば、海外赴任中も僅かながら賃料収入が入ります。

その賃料収入において税金や保険分の負担に充てることも考えられます。

 

また誰も住んでいないと家は確実に痛みます。

使用しなければ家は傷まないというのはむしろ逆で、換気がなされていない事や空気の循環が無い事・トイレやキッチンなど配管も使用しなければ痛みは早くなります。

併せてカビが生える可能性もありますし室内にはホコリも溜まり、庭にも雑草が生えてくる事もあるでしょう。

また防犯面でも人に貸しだした方が安全という見方もあります。

 

賃貸管理については主には不動産屋等の管理業者に依頼する事が一般的です。

管理委託料は毎月大体家賃の5~10%くらいが多いでしょう。

知り合いや家族がいれば短期間であれば簡単な管理をお願いしても良いかもしれません。

 

また赴任期間によっては普通賃貸借契約ではなく定期借家契約にしておくのも良いかと思います。

本人が帰国した際にはまたその家に住み始めることが予想されますが、通常であれば普通賃貸借の場合では借主が契約更新を続ける限り、簡単な理由では途中で解約をすることはできません。

定期借家の場合、家賃は普通借家より若干低めになる事が多いですが、期間が定まっているのであればやはり定期借家も併せて検討したほうが良いかと思います。

海外赴任者専用の管理会社もありますので相談してみても良いでしょう。

また家を汚されるのでは?と心配な方は管理委託契約時に入居条件を付してもらいましょう。

子供やペット・喫煙者不可などの特約条件を管理会社も相談に乗ってくれるはずです。

 

②空き家にする場合

一方で海外赴任中も空き家にしておく場合にはどのようなメリットが挙げられるでしょうか。

空きやにしておくメリットとして、まずはやはり帰国時にスムーズに家を使用する事ができる点が挙げられます。

海外赴任の期間が決まっていなかったり、一時帰国をするとなればいつ家を使用するかは分かりません。

また普通賃貸の場合では、自分が帰国をしたからと言って賃借人に簡単に退去してもらう事も出来ないでしょう。

そうなると自分が別の宿泊所を探さなければならないかもしれません。

帰国時にスムーズに家を使用するにはあえて空き家にしておくという方法もあります。

 

また持ち家を賃貸に出すとしても、やはり海外赴任中に自分の家を他人に貸し出すという事は多少のリスクも生じます。

例えば賃貸に出すことで、自分が想定していたよりも傷みや汚れが酷くなっていたという事も考えられます。

またその補修費用が過大になってしまう可能性もあるでしょう。

賃貸に出す事でリスクの方が大きいようであれば、あえて空き家にしておきリスクを回避するといった考え方もあります。

 

③売却する場合

海外赴任の期間がかなり長い時には家を売却してしまうといった方法も考えられます。

家の管理が不要になる事はもちろんですが、海外赴任先でも家の事を気に掛ける必要が無くなりますし、ある程度まとまったお金が確保できる可能性もあります。

ただしもちろん帰国時には賃貸などの家を別途借りなければならない事や、海外赴任前に売却手続きを済ませておかなければならない等、ある程度の手間がかかります。

 

住宅ローンが残っている家は賃貸に出せる?

持ち家であれば通常は住宅ローンを組んでいる事が一般的かと思います。

また海外赴任が決まった時点でもローンを支払い途中である場合も多いでしょう。

あくまで住宅ローンはマイホームを購入する目的で組むローンなので、原則としては賃貸に出す事はできません。

もし住宅ローン途中の家を賃貸に出すとなれば、厳密にはアパートローンに変更をしたり、賃貸ローンに借り換えをする必要があります。

 

しかし転勤や転職・介護などやむ負えない事情により賃貸に出す場合には認められるケースがあります。

ただしその場合であっても賃貸の貸し出し期間が固定されてしまったり、優遇金利が打ち切りになるケース等、金融機関によっては条件変更を求められる可能性があります。

そのためもし住宅ローンを支払い途中の家を海外赴任中に貸し出す予定であれば、事前にその金融機関に相談をしておきましょう。

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海外赴任中の家具はどうする?

自宅には家具がたくさんあるでしょうからその管理・処分にも困りますね。

海外へわざわざ送るとなると輸送費が多額にかかりますし処分してしまうのは勿体ないというもの。

勤める会社負担で輸送費・引っ越し代を出してもらえるのであれば良いですが、荷物量に制限が付く場合もあると思いますし、持ち運んだとしても赴任先の部屋のサイズ感と合わないようなケースもあるでしょう。

 

1つの方法としては、家を賃貸に出す場合には、そのまま家具を置いていき家具付きレンタルの賃貸にするのも一考です。

借主が家具を使ってくれれば処分しなくて済みますし、湿気等で家具が傷む心配も少ないでしょう。

設備品としての取り扱いになるかと思いますので帰国後に多少の劣化は否めないかもしれませんが、家具を移動する輸送料金や手間暇を考えれば得策のようにも思われます。

どうしても処分したいという場合にはリサイクル業者かネットオークション等でさばいてしまうのも一手です。

また処分もしたくないという場合は近隣のトランクルームレンタル倉庫に一時的に保管しておくという方法もあります。

 

海外赴任中の郵便物・電話番号はどうする?

郵送書類

郵便物は転送届を出しておきましょう。

実家や兄弟の家など郵便物を転送しても良い場所を確保しておいたほうが良いかと思います。

転送手続きは1年毎に更新手続きが必要だったかと思いますが現在ではネット上でも更新ができるのでさほど困る事はないかと思います。

 

電話番号については一度固定電話を中断すると回線業者の規約によっては数か月で番号が消滅してしまう事もあります。

自分が契約する回線業者に規約や料金を相談してみましょう。

携帯電話においてももし海外赴任中も日本の携帯電話をキープしたいのであれば基本料金の安い格安SIMに切り替えたり、各キャリアの一時休止サービスを使用するといった方法もあります。

海外赴任中に日本の携帯電話番号をキープする必要がない場合には、解約をしてしまうという方法もあります。

番号を維持したいかどうか等によって、対応方法は異なります。

 

電気・ガス・水道はどうする?

水道メーター

電気ガス水道は空き家のままにするのであれば一度解約してしまうのも一手かと思います。

基本料金がかかってしまいますし万一の不慮の事故がないとも限りません。

帰国した時の開栓作業はガスは立ち合いが必要になりますが電気水道は比較的簡単に開栓できるかと思います。

もし家を賃貸に出すのであれば、借主が家を使用する場合には管理会社の誘導のもと、借主名義に名義を変更する事になります。

 

税金関係の支払いはどうする?

市民税や固定資産税など国内で支払う税金がある場合、入金に困りますね。

国内の家族が代わりに支払いに行ってくれれば一番良いですが、それができないという人もいるでしょう。

大手の銀行であれば税金の支払い代行を行っている所もあります。

毎月の収支明細なども送ってくれる場合もありますので相談してみましょう。

もしくは税務署に届出をして「税金の支払い代行人」を指定することも出来るかと思います。

代行人の元へ請求書が届くようになりますので代わりに支払ってもらう事も可能です。

 

海外赴任中に固定資産税は支払う必要がある?

海外赴任中であっても固定資産税は支払わなければなりません。

自分が海外にいても、日本国内に保有している土地や建物に対しては固定資産税が課されることと決まっています。

必要な場合は、出国前に納税管理人の選任をしておきましょう。

 

海外赴任で持ち家を賃貸で貸す場合の対応まとめ

以上簡単に海外赴任が決まった時の対応について書いてみました。

海外赴任の場合には、長期間自宅に戻れないケースが多いため、対応方法は慎重に考える必要があります。

また自分の大切な家が傷むことがないように適切な管理方法を考えておく事が大切です。

突然の海外赴任でも慌てないように事前にしっかり準備をしておきたいものですね。

それでは今日はこの辺で。

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