賃貸で半同棲・泊まりは契約違反?二人入居不可の定義とは?

今回は半同棲状態について書いてみようと思います。

クリスマスや年末・お正月が近くなってきましたね。

段々とお休みを取る人も多くなり、友人や家族の家に泊まる機会が増える人というのも多くなるのではないでしょうか。

クリスマスで恋人の家に年末まで泊まりっぱなしといううらやましい人もいれば、忘年会で飲み明かし正月明けまで友人の家に泊まる人もいるでしょう。

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半同棲状態は契約違反?

このような数日間のちょっとした泊まりであれば大目に見られる事も多いかと思いますが、半同棲状態のように頻繁に入居人以外の人物が入居しているとなると話が変わってきます。

契約時に定められた入居人以外の人物が入居しているとなれば厳密に言えば契約違反です。

賃貸借契約書に記載されている入居人以外の人物が居住していれば違反と言えます。

入居者・入居人数が変わるとなれば基本的には契約変更等の手続きが必要になります。

特にワンルーム部屋については殆ど2人入居は不可と考えておいた方が良いでしょう。

どこからが半同棲でどこまでがそうでないかという定義はもちろんありません。

ですが感覚的には週1日程度の泊りであれば許されるケースもありますし、逆に週3~4日の泊りであれば半同棲~同棲と取られる可能性も高いかと思います。

 

ちょっとした「泊まり」はどう?

例えば友人が遊びに来たり、恋人が1~2日程度宿泊をするといった場合はどうでしょうか。

この場合にはそれが数日間長引けば半同棲や同棲とみなされる場合があるものの、実際には1~2日間の宿泊であれば見逃してもらえるケースも多いかと思います。

また気にかける人は事前に大家さんに話した上で、ちょっとした手土産を持って挨拶に行く人もいます。

数日の泊まりであれば暗黙の了解で注意までは受けない事が多いですが、やはり出来れば事前に貸主に知らせておくべきでしょう。

 

なぜ同棲・半同棲が違反になるの?

半同棲状態を続けている人は、なぜそれが違反になるのか?と考える人もいるのかもしれませんね。

実際には同棲を見て見ぬふりをされているケースも多いですし、「家賃さえしっかり支払っていれば問題はない」と考える人もいるでしょう。

 

しかし大家さん側から見れば自分の資産である部屋を貸している訳で、1人入居のはずが2人で同棲となれば部屋自体の損耗度も変わってきますし、キッチンやトイレ・浴室等の設備の消耗度も変わってきます。

またその結果減価償却等にも影響してくるでしょう。

退去時の原状回復を考えれば、当然に1人より2人の方が回復費は高く付く可能性もありますし、また2人で家賃を支払っているとなれば、もし1人が退去した場合、もう1人だけで全額の賃料を支払い続ける事ができるのか?といった現実的な問題もあります。

 

また1人で暮らしている分にはその周囲の部屋にはほとんど喋り声は聞こえませんが、2人入居であれば話声は必ずしますので騒音苦情に繋がる可能性がないとも限りません。

分譲マンションであっても賃貸専用であっても、他の部屋の所有者や借主が1人住まいなのに1つの部屋だけ2人同棲が認められるのであれば、「不公平」を口にしだす人や規約違反を持ち出す人も中にはいるでしょう。

 

要は半同棲状態は実際には見つからなければ黙認される事も正直多いのですが、生活をしている限りはどこかからか漏れる場合もあるので、やはり基本的にはやめておいた方が良いです。

特に大家さんが一緒に入居しているアパート等ではバレる可能性も当然に高くなります。

出来れば大家さんに事前に交渉してみて2人入居可能かどうか話しておくのも良いですし、恋人であれば先々に結婚予定があればその旨を話してみるのも良いでしょう。

友人が泊まりに来ているのであれば期間限定でいついつまで~と日付を区切って交渉してみる事により、案外OKが出るケースもあるかもしれません。

この手の話は貸主の考え方次第ですね。

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同棲・半同棲は法律的には?

ハンマー

さて法律的に考えた場合、大家さんが半同棲状態を知ってしまった後、それを理由に契約を解除できるのでしょうか。

確かに単身専用の建物に同棲をしていた場合は、契約違反という事になります。

ですが結論から言えば、実際にはそれだけでは強制退去・契約解除まで持っていく事はほぼ困難です。

少し堅い言い方をすれば、それだけでは貸主と借主の信頼関係の崩壊とまでは認められないので、半同棲していたからと言って即契約解除は考えにくい所でしょう。

また極端な事を言えば、大家としても半同棲状態を証明する事は面倒な場合も多く、住民票にも2人の記載はないですしその現場を証拠撮影しようにも手間がかかります。

 

ですがとは言っても警告を何度も無視したり他住民とのトラブルが多くなれば、次第に居づらくなる事はあるかと思いますし、次回の更新が拒絶される可能性も出てきます。

やはり出来るだけ大家さんには事前承諾を取っておきたいですね。

場合によっては同棲を解消する事でそのまま入居を継続できるといった事も考えられますし、もしくは共益費などを割り増しする事で同棲を認めてくれるといったケースもあるかもしれません。

またあらかじめ同棲をする事が決まっているのであれば、やはり最初から2人入居可能な物件を選ぶようにしましょう。

 

「二人入居可」と「二人入居不可」の違いは?

ネットや情報誌等で物件情報を見ていると、物件ごとに「二人入居可」や「二人入居不可」の文字を見ることがあるかと思います。

この2つには明確な定義はありません。

一般的には、間取りで言えばワンルームや1Kを「二人入居不可」や「単身者専用」とし、1DK以上の間取りを「二人入居可」としている事が多いかと思います。

これは主に大家さんが決める事になるので一概には言えませんが、主には管理上の問題や、騒音の問題を考慮して決められる事が多いでしょう。

 

例えば音が出にくい構造であれば1Kであっても二人入居可の物件もありますし、物件情報に何も記載がなくても、意外と聞いてみたら二人入居可だったという事もあります。

特に単身者用の物件には注意が必要で、騒音トラブルが発生しやすい事や管理上の理由で「二人入居不可」としており、契約書等にもその旨が記載されているかと思います。

単身者専用物件というのは、騒音等のトラブル環境を出来るだけ抑え、静かにゆっくり過ごしたいという単身世帯のニーズに応えた物件です。

なので単身者用の物件で二人入居をすると、やはり周囲にはバレる可能性は高いと言えます。

 

今住んでいる部屋で新たに同棲を始めたい場合は?

今住んでいる部屋で新たに同棲を始めたい場合には、やはりそのまま同棲を始めてしまう事はできません。

実際には内緒で同棲をしているカップルは多いものですが、それもやはり契約違反という事になります。

まずは契約時にもらった契約書や重要事項説明書を読んで、その物件が「2人以上入居が出来る」物件であるかどうかを確認してみましょう。

またもし同棲を始めるのであれば、貸主側に報告をした上で入居者の変更や追加などの手続きが必要になります。

 

個人的な経験談

さて私も昔若い頃に半同棲カップルと当たった事があります。ワンルームマンションでしたがある夜中に上階からもの凄い「ドスンドスン!」という音がして目が覚めた事がありました。

その時は我慢しましたが何日間も夜中にその騒音が続くので、その部屋の住人とついに直接交渉に。

インターフォンを押すと部屋から出てきたのはカタコトの中国人女性でした。

音がうるさい旨を注意すると「ゴキブリが出たので駆除していた。。」との事。

毎日夜中の決まった時間にゴキブリが出るのはなかなか考えずらい所ですし、部屋の中にはもう一人男性住人の後ろ姿が。。

翌日に組合長に相談に行くと、ワンルームなので同棲は認められていない・当人は親戚だとウソを付いているが恐らく本当は恋人同士で同棲しており、夜中にうるさく組合長も迷惑しているとの事でした。

その後話が進展していき、組合の中でも同棲が問題視されるようになり、その2~3か月後に中国人カップルは退去していきました。

今考えると私も少し出過ぎた行動だったかなと思う節もありますが、集団生活というのはお互いの感覚のズレも生じやすいので難しいですね。

 

賃貸の同棲・半同棲の契約違反まとめ

賃貸の同棲・半同棲や二人入居不可について挙げてみました。

確かに内緒で同棲しているようなカップルは多いですし、周囲も見て見ぬふりをしている事も多いかと思います。

ですがいつかバレてしまった時には居づらくなってしまう事もありますし、ペナルティが全く無いとも言えません。

また同棲をしている事のリスクは、建物内で何か他のトラブルや迷惑行為が発生した時に、そこで関係のない「同棲」という理由を持ち出されて、追求を受ける事も多いです。

ある意味では同棲という弱みを握られているとも言えます。

同棲は入居後に始める事も多いのでわざわざ報告をしないカップル等も多いものですが、それでもマンションやアパートの中での住民同士のネットワークは早いものです。

嫌な噂などはすぐに広まりますので、堂々と生活をしていく為にも最初から二人入居可の物件を探したり、事前に報告をしておきたいですね。

 

今年も残りわずかになってきました。

風邪などにはお気を付けて今年の残りの時間をお過ごしくださいませ。

私も年末は気が緩んで毎回風邪をひくので今から緊張して気を引き締めてます(苦笑)。

それでは今年はこの辺で。

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