物件の部屋面積が思っていたより狭い?

物件の部屋面積が思っていたより狭い?

今回は物件の面積について書いてみようと思います。

この時期、新築物件などは人気がある事も多く、条件の良いものはすぐに埋まっていってしまう事も

あります。そのため他者に取られまいと焦ってしまい、あまり検討もせずに申込みをしてしまう

ケースもあるでしょう。

しかしこれから長く住み続ける家ですから出来れば慎重に判断をしたいものです。

特に未完成の新築物件やまだ入居者がいる状態で内見が出来ない物件は、図面だけで判断しなければ

ならないケースが多く、色々な事を下調べしておかないといけません。

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さて内見が出来ない物件でよくトラブルが多いのは部屋の広さです。内見が事前にできない物件には

入居時に記載の設備が付いていないとか部屋が日照が入らず暗いなど、様々な苦情はありますが、

やはり部屋の広さが思っていたよりも狭いという苦情が割と多くあります。

当然図面にも面積の記載はあります。部屋の広さを畳数で表示する場合には、畳1枚あたりの広さは

1.62㎡以上の広さがあるという意味になります。例えば洋室6畳と記載があれば1.62㎡×6

=9.72㎡となります。また壁の内側から計測するのではなく壁芯面積(隣の壁や柱の厚さを含んで

その真ん中ではかった内側の広さ)で計測する事になっているので、例えば自分の自宅の部屋を

メジャーで測って、その測った面積と新居の面積を同じように比較して考えると狭いと感じるケースが

多いでしょう。図面に記載されている面積は壁芯で計測されている分、実際には多少狭くなるので

家具などの配置も余裕を持って考えておく事をお勧めします。

その上、引っ越し時には家具を配置することになりますので、特に家具が多い人はより狭いと

感じる筈です。また将来的に家具や荷物が不要になった時には、それらを収納する事ができる

大きめの収納スペースが部屋に備えてあれば良いですが、収納スペースが少ないと荷物置きとして

余計に余分なスペースを喰ってしまう事にもなり兼ねません。収納スペースの有無も部屋を有効に

使えるかどうかに関係してきます。

 

また基本的な事ですが、図面に記載のある面積というのは部屋の面積だけを指している訳ではあり

ません。トイレやキッチン・収納スペース・玄関など部屋以外のスペースも含めての面積が記載されて

います。そのため図面に記載されている専有面積だけで決めてしまうのは早合点と言えます。

どんなに専有面積が広めに記載されていても、他設備や部屋以外のスペースが大きいと、部屋の面積は

「思っていたより狭い、、」なんて事になりがちです。やはり一度内見をしてみてから契約をするのが

ベストと言えます。

 

本来部屋を見ずに契約をする事自体がリスキーな気もしますが、とは言っても人気物件はできるだけ

早めに決めておきたいというのが消費者心理かとも思いますので、どうしても内見をせずに契約をする

場合には図面から読み取れる内容をしっかりと把握しておく必要があります。

また部屋の広さを面積だけで決めるのは面積だけでなく、部屋の形や設備やスペース等によっても部屋の

圧迫感は変わってきます。天井が高い部屋は解放感があり広いと感じますし、正方形や長方形など

元々の部屋の形によっても部屋の広さの感じ方は大きく異なるでしょう。

またはバストイレ別の部屋よりもバストイレ一体型の方が部屋が広く感じる事はあると思いますし、

室内洗濯機置き場があると部屋が狭く感じる事もあります。ちなみにロフト部分は面積には含みません。

図面上だけではそこまで実際の広さのイメージが出来ないのでしょう。

 

また契約をしてしまった以上はやはりその部屋を有効に使うという事を考えたいものです。

もちろん広さを変える事は出来ませんが、工夫をする事によって多少は広さや開放感を出す事は

出来ます。例えば単純に家具を少なくすればその分部屋を広く使う事は出来ますし、家具を置くとしても

背の低い家具を置くと圧迫感もそれほどありません。また壁やカーテンをホワイト色に統一すれば

ある程度開放感を出す事も出来ます。あまり家具を置きすぎても引っ越し時には大変ですし、特に新築の

場合には床の傷や日焼け跡などを退去時に原状回復で指摘されやすいケースもあるのでシンプルな配置の

お部屋も良いかもしれませんね。

やはり基本的には部屋探しでは事前に内見をしてから申込みをする事が大切です。またどうしても先手を

打っておきたい場合であっても申込みまでに留めて後日内見をした後に契約手続きをしたいものです。

気に入った部屋があるとそこと同レベルの部屋は二度と現れないかのように考える方もいるかも

しれませんが、それは大抵が錯覚です。お部屋探しは時間をかけてじっくりと色々な物件を見てみましょう。

それでは今日はこの辺で。

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