入居前にバルサンは必要?大家の許可は?火災報知器は鳴っちゃう?

今回はバルサンについて挙げてみたいと思います。

バルサンは今ではゴキブリ退治等の害虫の駆除剤としてすっかり有名になりました。

ですが普段から頻繁に使用する機会は少ないだけに、いざバルサンを使おうとすると迷ってしまう事があります。

特に賃貸の場合には自分が所有している家ではないので、なおさら気を遣ってしまう事もあるかもしれませんね。

今回はそんなバルサンについて触れていきます。

スポンサーリンク

賃貸で入居前にバルサンは必要?

まず入居前にバルサンは必要なのでしょうか。

もちろん入居前にバルサンを焚くことは借主さんの義務ではありませんし、大抵は入居前にハウスクリーニングが入っているかと思いますので、気にならないという方は無理に焚く必要はありません。

ですがやはり入居前にバルサンを焚いておくと一定の効果がありますし、また入居後に家具を搬入した後だと隙間に入り込んでしまったり隅々まで行き渡らず効果が半減してしまう可能性も考えられます。

また寝具や食器類などはバルサンを使用する際には煙がかからないようにする必要がありますので、やはり家具等の搬入前が良いでしょう。

 

特に築古のアパートや古屋だとゴキブリがいる可能性がありますので、余裕があればバルサンを焚いておいても良いかもしれませんね。

またゴキブリのにはバルサンが効きにくいので、入居前にバルサンを使用し、卵が新たに孵化する2週間後にもう1度バルサンを使用するとより効果的なようです。

 

不動産業者の害虫駆除費は高い

時々、引っ越しをする入居者さんの話で、「不動産業者からオプションとして〇万円の害虫駆除費を請求された」という話を聞くことがあります。

どのような駆除をするのかは分かりませんが、引っ越し費用だけで大きな費用がかかるのに、数万円の害虫駆除費用を請求されるのは確かに入居者さんにとって大きな負担です。

もしそのような数万円の害虫駆除費を請求されたら、「それなら自分でバルサン焚きたい」と考える入居者さんの心情も分かる気がします。

 

また貸主には借主が建物を適切な状態で使用させる義務があり、どうしても消毒しなければ住めないような部屋の状態であれば、それは貸主負担で行うべきものだと考えられます。

また賃貸ではハウスクリーニング費用を請求される事例も多いものですが、契約書でハウスクリーニング特約が無い場合、クリーニング費用は貸主負担となっています。

もし害虫駆除費用やクリーニング費用など、自分が求めていないオプション費用を無理に請求される場合には、他の不動産業者や他の物件を探すのも一考です。

 

バルサンで火災報知器は鳴る?

バルサンを使用する際に気になってしまうのが火災報知器の存在です。

もしバルサンを使用している最中に火災報知器が鳴ってしまったら大変ですね。

火災報知器には以下のようなモノがあります。

  • 熱式警報器:熱を感知する
  • 煙式警報器:煙を感知する
  • ガス警報器:ガス漏れを感知する

 

バルサンを使用する際には上記の警報器が作動してしまう可能性があります。

そのため使用前に警報器に「ポリ袋などの覆いをする」「コンセントを外す」「本体を外す」といった処置を行う必要があります。

またバルサンの商品の種類によって、警報器が鳴る・鳴らないケースが異なりますので、購入するバルサン製品の種類によって対応方法を確認するようにしましょう。

スポンサーリンク

賃貸でバルサンを使用するのに大家の許可は必要?

さて、賃貸物件でバルサンを使用する際には、大家さんの許可は必要なのでしょうか。

契約上で害虫駆除剤使用の取り決めが無くても、やはり入居者マナーとしてバルサンを使用する前には管理会社や家主に一言知らせておいた方が良いかと思います。

 

確かに最近のバルサンでは煙が少ないタイプ等もあるようなので許可は要らないと考える人も多いかもしれませんが、もし火災報知器が鳴った場合には周囲が心配しますし、最悪の場合には警察や消防車が出動するハメになる可能性もゼロとは言えません。

またもし近隣に小さなお子さん等がいた場合には特に配慮が必要かと思います。

管理会社や家主に知らせるだけでなく、戸建て賃貸であれば隣近所・マンションやアパート等の集合住宅であれば上下階の部屋にも「ご迷惑おかけします」という挨拶で知らせておいた方が良いでしょう。

 

カギを受け取る前にバルサンを焚くことはできる?

借主さんが鍵を受け取る前の入居前の要望として、「前日にバルサンを焚くことは出来ないか」「入居前に先に荷物だけ入れておく事はできないか」といった要望が出るケースもあるかと思います。

ですがやはり契約開始日からでないと、お部屋に入ることは出来ませんので、バルサンを焚く短時間であっても物件内に入ることは出来ません。

もし鍵を前日に受け取ることが出来るとしても、基本的にはやはり部屋に入るのは契約開始日からとなります。

そのためもし前もってバルサンを焚いておきたい場合には、引っ越し日の朝早くに使用したり、余裕を持って引っ越しスケジュールを組んでおく事が大切です。

 

入居前の害虫駆除をしたくない?

新居においてバルサンを焚くことは有効ですが、中には害虫駆除をしたくないという人もいるかと思います。

確かに新居に引っ越してきたばかりなのに、バルサンで煙を使用したり害虫の死骸を見るのは嫌という人もいるのかもしれませんね。

 

まず部屋探しをする際にはゴキブリが出にくい部屋を選ぶことも大切です。

以下のような建物・部屋はGが出やすいので要注意と言えます。

  • 築年数が古い
  • 隣に飲食店・公園がある
  • 1階がコンビニ
  • 木造物件
  • 近くに田んぼ・畑がある
  • 地下(湿気がこもる部屋)
  • 周囲が空き部屋だらけの不人気物件

 

入居前に害虫駆除をしたくない方には、引っ越しをする部屋の建物の「階数」を意識した方が良い場合もあります。

ゴキブリに限らず、蚊などの害虫類は高層階には出にくい傾向があります。

またゴキブリは高い位置から低い場所へ飛ぶことが多く、あまり高い場所へ飛ぶことはできないと言われます。

 

そのため高層階であるほどゴキブリに遭遇する確率は低く、逆に1階などは遭遇する確率が高いと言えるのかもしれません。

もちろん電柱や配管・エレベーター等から這い上がってくる事もあるので100%ゴキブリが出ないとは言えませんが、やはり高層階の方がゴキブリが出る可能性は低いと言えるかと思います。

害虫が気になる方はお部屋の選び方も大切ですね。

 

賃貸のバルサン使用まとめ

新しい新居に入居する前には、部屋がきれいに清掃されているか・害虫が住み着いていないか等、気になる人もいるかと思います。

特に清潔好きな人や小さなお子さんがいる家庭などでは尚更なのかもしれません。

最近のバルサンは安全性が高い商品が多いのでそれほど心配する必要はないかもしれませんが、それでも使用前には最低限の使用方法やマナーを意識しておく必要があります。

快適な新居での生活を始める前に、まずはその準備をしっかりと整えておきたいですね。

それでは今日はこの辺で。

スポンサーリンク