遠方で部屋探しをするリスクとは?上京で部屋探しをするポイント

今回は遠方の部屋探しをする時のコツと注意点について挙げてみたいと思います。

上京をする時など、遠方で部屋を探す際には上手くいかない事も多いものです。

内見に行けない場合には近隣の環境も分かりずらいですし、契約書類の受け渡しなどが難しい場合もあります。

遠方で時間がない方など、忙しい方は内見をせずに物件を決めてしまう方もいます。

遠方で部屋探しをする際にはどのような注意点があるのでしょうか。

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遠方の部屋探しのリスクとは

遠方で部屋探しをする場合、幾つかのリスクが潜んでいます。

具体的には以下のようなリスクが考えられます。

 

写真と実物のイメージの違い

遠方に住んでいて忙しい方など、内見をせずに契約してしまう方もいますが、実際に住んでみたらガッカリした…という方も多いものです。

PCやスマホ等を利用して部屋探しをした場合、サイト内には確かに物件画像や室内画像はたくさん掲載されていますが、写真枚数が限られている事もありますし、撮影者の撮り方によってもイメージは変わってきます。

また撮影した時間帯などによって画像が影響を受けることもありますし、部屋の広さも実際に内見しなければ分かりずらいので、実物とのギャップが生じやすいのは確かです。

 

家具・家電の配置

引っ越しをする際には内見時にメジャー等を持参し、家具や家電のサイズを測った上で、新居にうまく収まるかどうか確認をするのが普通です。

ですが遠方で内見ができないとなると、家具や家電の寸法が合わないといった事態が起こることもあります。

内見をしないとなると「タンスが入らない」「冷蔵庫が予定のポジションに置けない」「コンセントの距離が遠い」など、想定外のケースが起こり得ます。

 

近隣の部屋・周辺環境の様子

きちんと内見をすれば、周囲の様子はある程度把握できます。

周囲の飲食店・病院・役所・コンビニ店舗などの位置なども分かりますし、治安の良し悪しもある程度は感じ取れるものです。

夕方~夜にかけて内見をすれば、近隣にどのような住人が住んでいるのか分かる場合もあります。

または駅から歩いてみた時の距離感や夜道の明るさなど、現地に行ってみないと分からない事もあるでしょう。

遠方で内見をしないとなると周囲の環境が分かりにくい為、入居後に後悔をしてしまう事もあります。

 

契約書類の受け渡し

無事に物件が決まったとしても、契約手続きを済ます必要があります。

遠方に住んでいる方の場合、不動産業者によっては郵送で手続きを済ます所もあります。

契約前には「重要事項説明」が必要ですが、郵送のため説明を省略して署名・捺印だけ求めてくる業者も一部ですがいるようです。

また契約書類の郵送の受け渡しでは、郵送事故などが起きる可能性もゼロとは言えないかもしれません。

 

入居時の傷・汚れの見逃し

内見時には室内に傷や汚れがないかチェックをする事が一般的です。

遠方で内見をせずに決めるとなると、入居時に傷や汚れがあったとしても、契約後にそれに気づく事になります。

場合によっては、自分がつけた傷でなくとも退去時に原状回復費用を請求される恐れが無いとも言えません。

 

日当たり・悪臭・騒音

遠方で内見をせずに決めてしまうと、入居後に部屋の状況に後悔する事もあります。

例えば隣人からの騒音・室内の悪臭・日当たりの良し悪しなどは、実際に内見をしてみないと分かりにくいものです。

特に遠方の場合にはネット画像だけで物件を決めてしまう事も多いため、画像では伝わらない情報がネックになる事があります。

 

上京で部屋探しをするのはいつから?

それでは上京で部屋探しをするのはいつからが良いのでしょうか。

一般的にお部屋探しを始める時期は、入居希望日の1.5~2ヵ月前くらいには始めるべきとされています。

2ヵ月程度前からネット等で情報収集を始め、1ヵ月ほど前から不動産屋に行き内見を始め、2週間ほど前に入居手続きをするといった流れが理想的です。

 

ですが遠方で部屋探しをするとなると、不動産屋に出向くことが出来なかったり、内見に1日しか時間を割く事ができないといった状況も多い事でしょう。

そのため出来れば情報収集や入居準備の時間を通常よりも多く見込んでおく事をお勧めします。

 

遠方に出向くとなれば物件や不動産屋を事前にある程度絞り込んでおく事も大切ですし、入居手続きに必要な書類や保証人関係の書類も事前に準備しておいた方が良いでしょう。

もしくは家具や家電を現地で購入する人もいるでしょうし、引っ越し業者も現地近くの業者に任せた方が割安な場合もあります。

街の雰囲気やそのエリアの治安・お店の情報など、あらかじめ知りたい情報をまとめておく事も効果的です。

そのため上京で部屋探しをする場合には、ケースによっては2カ月以上前から部屋探しの準備をする事も検討した方が良いでしょう。

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遠方で部屋探しをするコツは?

遠方で部屋探しをする場合には、通常の部屋探しとは少し違った”コツ”が必要です。

遠方の部屋探しのコツについて幾つか挙げてみます。

 

不動産屋と仲良くなる

不動産屋と仲良くなる事で希望に沿った物件情報を細かに教えてくれる事もあるでしょうし、非公開の情報を教えてくれる場合もあります。

遠方で上京して部屋探しをする等、あなたの事情をあらかじめ伝えておけば、営業マンが1日の効率的な内見スケジュールを組んでくれる事もあるかもしれません。

また担当者と仲良くなる事で物件の室内画像を撮って送ってくれる事もありますし、こちらの要望を聞き入れてくれますので、できるだけ事前に仲良くしておいた方が良いかと思います。

 

友人・家族・親戚に内見してもらう

もし新居の近くに友人や家族などが住んでいるのであれば、代わりに内見をしてもらうという方法もあります。

管理会社側が承諾をしてくれれば代理人でも内見できますので、代わりに内見をしてもらい物件室内の印象や近隣の環境などを伝えてもらいましょう。

もし可能であれば自分が見てきて欲しい部分や気になる点を、事前に伝えておくと良いですね。

 

ストリートビューの使用

物件の室内を見ることはできませんが、Googleのストリートビューを使用すれば該当の近隣環境やお店の外観等を確認する事ができます。

また物件の外観やエントランス・駐輪場等を見ることが出来る場合もありますので、参考材料にはなる筈です。

ストリートビューを使用して事前に周囲の環境を把握しておきましょう。

 

ポータルサイト上の口コミ

賃貸のポータルサイトでは、住みたいエリアの口コミを掲載しているサイトもあります。

例えばポータルサイト大手の「スーモ」では、エリア毎の口コミを掲載しており、その場所に住んでいる人のリアルな声を見ることが出来ます。

遠方から上京する場合など、やはり参考になるのは既にそのエリアに居住している人の声です。

このような便利なサービスも積極的に利用しましょう。

 

寸法を記載した間取り図

遠方から内見をせずに引っ越しをする場合、やはりトラブルになりがちなのは家具や家電の配置です。

そのため不動産業者の中には、事前にお願いをすれば寸法を記載した間取り図を送ってもらえる場合もあります。

室内の寸法をきちんと把握し、入居後に家具の配置ができないといった事がないようにしたいですね。

 

VR内見・その他

最近ではVR内見など、現地に行かずに物件の内見ができるサービスも出てきました。

VRを取り入れている不動産業者はまだ少ないかと思いますが、そこまでいかなくてもLINEや動画機能で室内の様子を写してもらう事もできます。

 

遠方での部屋探しまとめ

遠方で部屋探しをするケースについて幾つか挙げてみました。

遠方で物件を探す際にはリスクとなる事もありますし、周囲の環境などの把握が難しい場合もあります。

そのため遠方から部屋探しをする場合には、早めに準備を始め、自分なりに部屋探しの「工夫」をする事が大切です。

遠方だからと言って部屋選びで後悔をしないよう、事前にしっかりと情報収集をして自分に合った物件を選びたいですね。

それでは今日はこの辺で。

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