ペット可物件が少ない7つの理由。物件が増えない事情とは

今回はペット可物件が少ない理由について挙げてみたいと思います。

ペットを飼っている方であれば気になるのが住居の問題。

ペットの飼育を禁止している建物が多く、中々希望の物件が見つからないという方も多い事でしょう。

中には「ペット相談可」となっていても、自分のペットが対象外となっている事もしばしば。

これだけペット可物件の需要はあるのに「なぜペット可物件は少ないのだろう?」と不思議に思う方もいるかもしれません。

今回はそんなペット可物件が少ない理由について触れてみます。

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ペット可物件が少ない理由は?

それではペット可物件が少ない理由としてはどのような点が考えられるのでしょうか。

幾つか挙げてみます。

 

①原状回復の問題

ペット可の難点として、退去時の原状回復の問題があります。

ペットを飼育する上では部屋に臭いが染みついてしまったり、壁や床に傷が付くこともあります。

借主によっては、退去時の原状回復費用が高額になり、敷金額を大きく超える修繕費用が必要となる場合もあります。

契約書に特約を付したり修繕分担表を作るなど、事前に対策を講じることも出来ますが、原状回復費用をめぐって退去時にトラブルに発展する事もあります。

ペット可物件が少ない理由として原状回復費用が高額になるという事もあります。

 

②住民同士のトラブル

ペットの臭いや鳴き声がきっかけとなり、住民同士のトラブルに発展する事もあります。

隣室のペットに臭いが気になる事や、鳴き声が大きく夜も眠れないといったケースもあります。

また一言にペット可とは言っても、犬や猫・亀や爬虫類・うさぎなどそのペットの種類も様々で、その生活環境も異なってきます。

ペットを放し飼いにしていると糞尿のトラブルもありますし、寄生虫や感染症に繋がるリスクもあります。

建物の設備の使用方法がトラブルになるケースや、大きなペットが他住民にケガをさせたという例もあるでしょう。

ペット可物件が少ない理由として住民同士のトラブルになりやすい事があるので、契約書等には近所迷惑となった際の退去条件が盛り込まれている事もあります。

 

③後戻りしにくい

ペット可物件を求めている人もいれば、一方ではペット可物件を敬遠する人もいます。

周囲の住民の同意を取り付けて途中からペット可物件にすることは出来ても、逆にそれを理由に退去する人も出てくるでしょう。

一度退去した人は、ペット不可物件に戻しても簡単には戻ってはきません。

それだけペット可物件というのはインパクトがあり、物件のコンセプトとして大きな影響があります。

一度ペット可物件にしてしまうと、途中から「やはりペット不可に戻したい」と考えたとしても難しいケースが多く、場合よっては物件の価値自体にも影響を及ぼしかねません。

そのためペット可物件にする際には慎重な判断が求められます。

ペット可物件が少ない理由として、後戻りしにくいというのも理由の一つと考えられます。

 

④借主保護の風潮

借地借家法を始め、昨今ではガイドラインの普及などもあり原状回復時の知識を持つ借主さんも多くなってきました。

また実際に法律の上では借主保護の色が強いことも確かです。

ペット可物件では敷金を2か月分程度多めに取ったり、2割ほどの家賃を上乗せするケースも多いですが、退去時にきっちりと借主と貸主の負担割合を線引きすると、貸主が多額の修繕費用を支払うハメになるケースも十分に考えられます。

退去時には敷金を徴収するといった条項を設ける事もできるかもしれませんが、修繕費用が高額な場合には借主とトラブルになる事も考えられます。

ペット可物件では原状回復費用が高額になりやすく、またその退去時の清算に不安が残ることも、ペット可物件が少ない理由として考えられるのかもしれません。

 

⑤リフォームの必要性

ペット可物件に変更するにあたり、リフォームや設備の追加が必要な事も考えられます。

ペットを飼育するとなるとクッションフロアへの変更やクロスの張り替えが必要なこともありますし、室内を防音壁にする場合もあるでしょう。

また利用者の利便性を考えるとドッグランの設置やダストボックス・グルーミングルームや足洗い場があったりすると喜ばれます。

ペット可物件はまだまだ供給自体が少ないものの、他物件の競合を考えると差別化を図らなくてはいけないのはペット可物件でも同じです。

ペット可物件が少ない理由の一つとして、リフォーム費用等が高額になる可能性も考えられます。

 

⑥他住民への理解

現在ではペット可物件は全体の10%前後と言われており、今後はまだまだペット可物件が増えていく可能性があります。

その中には長引く空き室対策などにより、ペット不可→ペット可物件への途中からの変更も含まれます。

途中からペット可に変更するとなると、既存入居者からは当然に反対意見やクレームが発生する場合があります。

既存入居者はペットを飼わないという前提で入居をしており、それが急にペット可となると生活環境が一変する可能性もあるからです。

退去者が増えるだけであればまだしも、損害賠償や引っ越し代等の請求を求められるケースも考えられます。

そのため急にペット可へ変更をするのではなく、まずは時間をかけて既存入居者の理解を得ながらペット可物件への変更をしていくといった配慮も求められます。

 

⑦大家がペット嫌い

くだらない理由と思われるかもしれませんが、大家自身がペットや動物が嫌いだと、その物件はペット可物件になる可能性は低いかと思います。

特に現在のような供給過多の状態であれば、大家さんが管理会社等からペット可物件への変更を提案される事もあるかと思いますが、ペットが嫌いな大家は簡単には承諾しません。

本当にペットが嫌いな人は、単に入居率を上げるためという理由だけでは気持ちを割り切れない事もあります。

ペット物件が少ない理由として、所有者の個人的な好みが関係している事もあるかと思います。

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ペット相談可とは?

ペット可物件と似ている条件として、「ペット相談可」という物件もあります。

ペット相談可物件というのはその名の通り、「ペットを希望する人はまずは相談してください」という物件です。

つまりペットの種類や入居者の属性などを判断し、入居OKかどうかを個別に判断する物件という事になります。

ペット相談可物件には、小さめのペットならOKとする家主や、ペット可物件にするかどうか検討をしている家主の物件も多くあります。

また築年数が古い物件立地が悪い物件など、新たに入居者を募るためにペット相談可としている物件も目立ちます。

 

またペット相談可物件には、ペットを飼育していない人も多く居住しています。

そのため近隣住民に迷惑をかけないように、ペットへのしつけの徹底や借主のマナーも重視されます。

特にペット飼育者とそうでない人の間にトラブルが発生する場合もある為、入居中にはお互いの配慮が必要です。

 

ペット相談可物件でどの程度の動物まで飼育できるのかという点については家主さんの考え方により様々ですが、一般的な小動物程度であれば問題なく許可が下りるケースが多く、小型犬などもOKとしている物件も多くあります。

むしろペット相談可物件で判断が難しいのはの場合が多く、この点についてはやはり家主さんの考え方次第なので、個別に相談をしていくより方法はありません。

いずれにしてもペット可物件やペット相談可物件というのは一般物件と比較すると契約条件が特殊になりやすい為、契約時にはしっかりと契約内容を理解した上で入居するようにしたいですね。

 

ペット可物件が少ない理由まとめ

ペット可物件が少ない理由について幾つか挙げてみました。

ペットを飼っている人にとっては住むお部屋に困っている人も多いでしょうし、適当なお部屋が見つからないという方も多いかと思います。

私も動物が大好きなので、個人的にはペット可物件がもっと増えれば…と考える一人ではありますが、ペット可物件が少ないのにはそれなりの理由が存在します。

今後は単身世帯の増加や空き室増加・ペット飼育者の増加など、様々な理由でペット可物件が増えていく事が予想されますが、ペットを飼育していない人の気持ちも考えながら飼育をしていく事が望まれますね。

それでは今日はこの辺で。

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