新築の賃貸で家賃交渉はできる?新築特有の事情とは
今回は新築賃貸の家賃交渉について挙げてみたいと思います。
賃貸では新築は以前として人気があります。
特に若い方や新婚さん等、新築に優先して住みたいという方は多いものです。
ですが新築の場合、築古と比べるとどうしても家賃が高くなりやすいもの。
入居者としては少しでも家賃が安くなれば嬉しいですね。
新築の賃貸で家賃交渉はできるのでしょうか。
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新築賃貸で家賃交渉はできる?
それでは新築の賃貸で家賃交渉はできるのでしょうか。
結論から言えば、新築物件の家賃交渉はほぼ難しいと考えておいた方が良いでしょう。
不動産屋さんに交渉してみても断られる事も多いですし、ケースによっては申し込み自体が却下されてしまう可能性もあります。
また立地が良く未完成や完成して間もない新築物件であれば、尚更家賃交渉は難しいでしょう。
基本的には、家賃交渉がしやすい物件というのは空き室期間が長引いていたり、閑散期である・物件の条件が悪いなど、部屋が埋まらない理由が存在するから交渉の余地が生まれるという事情があります。
新築の物件は人気が高く、通常であれば入居者は埋まりますので、貸主は家賃交渉に応じる必要がありません。
まして貸主の立場からすれば、新築物件でもいつかは中古になり、イヤでも値下げに応じなければならない場面が出てきますので、新築時から簡単に家賃を下げて募集する訳にもいかないのです。
また家賃を値下げしても貸主が支払っていくローンの支払い額はもちろん変わりません。今後の利回りや返済を考えても新築から値下げは難しい所です。
ただし例えば新築募集時から半年以上経過していたり、新築でも入居率があまり良くない物件に関しては、家賃交渉ができる可能性もあります。
閑散期など引っ越しや人の移動が少ない時期であれば、交渉の余地が出てくる事もあるでしょう。
また不動産販売においては、利回りを高く見せるために建築時の想定賃料を高めに設定している場合もあり、相場よりも家賃が割高な物件で建築後にしばらくして入居率が悪いようであれば家賃交渉できる場合もあります。
いずれにしても新築物件で家賃交渉をするのはほぼ難しく、一部の例外ケースを除いて交渉が上手くいく可能性は低いと考えておいた方が良いでしょう。
家賃値下げに築年数は関係する?
上記でも挙げたように、新築物件の家賃交渉はかなり難しいです。
また物件にもよりますが、やはり一般的には築年数が古いほど家賃交渉はしやすくなります。
ですが築年数が古いからと言って、必ずしも家賃を値下げしてもらえるとは限りません。
よく「10年住んだから値下げして欲しい」「古い物件だから値下げして欲しい」という方もいますが、大家さんの立場からすれば値下げする程の理由には該当しない場合もあります。
大家さんは30年~といった長い年月でローンを組んでおり、物件が古くなったから値下げをして欲しいと言われては、賃貸経営に支障が出てしまいます。
そのため家賃交渉をする場合には、より具体的な根拠や理由が必要です。
また新築の家賃交渉が難しい場合であっても、もう少し視野を広げてみて「築浅物件」を検討する方法もあります。
例えば築年数が5~10年経過した建物であれば、新築時からさほど家賃も変わっていない事が多いですし、新築物件と比較すると設備等のグレードが低い物件も存在します。
また入居者の入れ替わりも落ち着いて、物件によっては空き室が出てきている建物もある事でしょう。
そのため築浅物件であれば家賃交渉がしやすい物件も少しずつ出てきますし、新築と比較すればその交渉ハードルは低くなります。
新築だけに拘らず、類似の築浅物件に注目してみるのも良いのではないでしょうか。
関連記事:築30年以上の賃貸のデメリットとは?
家賃交渉でいくら下がる?
家賃交渉が成功した場合、家賃はいくら下がるのでしょうか。
借主さんからしてみれば、やはり出来るだけ値下げしてもらいたい所ですね。
これは家主さんや物件によりますが、一般的には1000~3000円程度が相場かと思います。
これ以上の金額になってくると家賃交渉のハードルがグッと高くなります。
また先ほども挙げたように、はっきりとした理由や根拠があった方が交渉はしやすいです。
例えば「65000円だから端数抜きで60000円にして欲しい」と言われても、家主に説明する理由としては根拠に欠ける所です。
家賃交渉をするとは言っても、それはやはり人間とのやりとりであり、値下げ金額や交渉理由・周辺相場など、諸々の事情を考慮した上で交渉をするようにしましょう。
またいくら借主とは言え、「家賃を下げて当然」といった態度はNGです。
家賃交渉をする際にはあくまでお願いをする姿勢で、やんわりと交渉をしてみるのが良いのではないでしょうか。
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家賃交渉のタイミングって?
家賃交渉のタイミングはいつ頃が良いのでしょうか。
もし家賃交渉をするとしたら、やはり「申し込み直前」が良いと思います。
更新時に家賃交渉をする場合もありますが、できれば申し込み時に交渉をしておいた方が良いでしょう。
「もし家賃が○○円だったらすぐにでも住みたいのですが」といった感じで、申し込み前に交渉をしてみるのが効果的かと思います。
これが申し込み後であったり、契約後になってしまうと家賃交渉は難しくなります。
また時期としても、やはり繁忙期よりは4~7月等の閑散期が狙い目です。
大家さんとしても繁忙期に埋められなかった空き室を埋めたいという事情や、不動産屋が空いていて担当者に時間の余裕があり、ゆっくりと交渉してもらいやすいという理由もあります。
家賃交渉をする際にはそのタイミングや時期も考慮するようにしたいですね。
家賃交渉がしやすい物件の特徴は?
それでは家賃交渉がしやすい物件にはどのような特徴があるのでしょうか。
考えられる点を幾つか挙げてみます。
- 繁忙期後も空き室が目立つ
- 一階など低層階の物件
- バス利用の物件
- 築年数20年以上
- 線路沿いなど
- 周辺よりも家賃が高い
- 同じ建物なのに複数の空き室がある
- エレベーターがない
- 敷礼0物件
- 使いずらい間取り
上記は一般的な例ですが、家賃交渉がしやすいのはやはり不人気な物件も多いです。
内見時など、家賃交渉が可能な物件かどうかを見極めて交渉をしたいですね。
また物件の交渉だけでなく、引っ越しをする際には引っ越し業者も選ぶ必要があります。
少しでもお得に引っ越しをするには「相見積もり」を必ず取り、複数の引っ越し業者を比較するようにしましょう。
引っ越し業者の選び方だけで引っ越し費用が数万円違ってくることもあり、相見積もりを取ることは大切です。
じっくりと交渉を重ねて、自分に合った引っ越し業者を選びたいですね。
新築賃貸の家賃交渉まとめ
新築賃貸の家賃交渉等について幾つか挙げてみました。
新築賃貸の場合、基本的には家賃交渉は難しい場合が多いです。
一部の例外を除き、交渉を断られるケースも多いかもしれません。
ですが時間をかけてじっくりと物件探しをする事で、住みやすい家がきっと見つかります。
新築だけにこだわり過ぎず自分に合った物件を見つけて、快適な賃貸生活を送れるようにしたいですね。
それでは今日はこの辺で。
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