一人暮らしの物件探しの要注意ポイント。失敗しない物件探しのコツ

今回は一人暮らしの物件探しのポイントについて挙げてみたいと思います。

一人暮らしをする際にはまずお部屋を探し、契約まで自分で行わなければなりません。

特に一人暮らしが初めての人にとっては、物件の探し方や賃貸契約について分からない事や不安に思うことも多い事でしょう。

ここではこれから一人暮らしをする人がお部屋選びで失敗をしないように、特に注意をするべきポイントを挙げていきたいと思います。

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一人暮らしの物件探しをする手順は?

まずは一人暮らしで物件探しをする前に、その手順について考えておかなければなりません。

一般的には一人暮らしのお部屋探しは、以下のような手順になります。

 

①費用を準備する(出来るだけ早く準備)

①の費用ですが、一人暮らしで引っ越しをする際には、およそ家賃の4.5~6ヵ月分程度の初期費用が必要になります。

例えば家賃5万円の物件であれば25~30万円程度は必要になるという事です。

その他にも引っ越し費用や家具の買い替え費用などもかかりますので、事前にしっかりとお金を貯めておきましょう。

 

②入居日・住むエリアを決める(引っ越し日の1.5ヵ月~2か月前)

まずは入居日がいつなのかを決定します。

一人暮らしの物件探しは入居予定日のおよそ1.5~2ヵ月程度前から行動を始めます。

また自分が住みたいエリアをはっきりと決めましょう。

 

③インターネット等で物件探し

今ではインターネット上で多くの物件を探すことができます。

一人暮らしの物件探しとして、自分の住みたいエリアや駅からの距離・お部屋の間取り・建物の構造・設備のグレードなど多くの物件を見て、相場感を養うようにしましょう。

 

④不動産屋に連絡(引っ越し日の1ヵ月~1.5か月前)

物件探しをして、住みたいエリアや物件が決まったら、その物件を取り扱う不動産屋へ連絡をします。

不動産屋によってもフランチャイズ系や地元密着系・ネット不動産系など様々な種類がありますので、自分が希望する不動産屋を選択するようにします。

参考:おすすめの不動産サイトを徹底比較

 

⑤内見(引っ越し日の1ヵ月程前)

お部屋の内見のために不動産屋さんを訪れます。

内見にはお金はかかりませんが、希望物件が複数ある場合には時間がかかりますので、できれば午前中に来店することをお勧めします。

また申し込みに進んだ時のことを考え、最低限として身分証や印鑑程度は持参した方が良いでしょう。

内見時のチェックポイントはこちらの記事も参考になります。

参考:不動産屋に初めて行く時に知っておきたい10のポイント

 

⑥申し込み(引っ越し日の2~3週間前)

住みたいお部屋が見つかったら申し込みをします。

不動産屋が用意する申込書に必要事項を記入して審査をすることになります。

申込書に記入する内容は氏名・住所・年齢・勤務先・年収・連帯保証人などの情報を記入します。

審査には2日~10日程度見ておきましょう。

 

⑦契約(引っ越し日の1週間~2週間前)

審査が通ったら契約をします。

主には不動産屋へ再度出向いて重要事項説明を受け、契約をします。

契約書にあまり目を通さずに契約をしてしまう人が多いものですが、不明な点は遠慮なく質問するようにしましょう。

 

一人暮らしの物件探しはいつから?期間は?

一人暮らしの物件探しはいつから始めるのが良いのでしょうか。

あまりにも早い時期に探し始めると二重家賃が発生してくる事もありますし、遅すぎると余裕を失って希望のお部屋が見つからない可能性もあります。

そのため引っ越し日の1.5ヵ月~2か月程度前には実際にお部屋探しを始めた方が良いでしょう。

 

また部屋探しの時期としてお勧めの時期は1~3月・9月あたりが良いと思います。

やはり物件数が多いので希望のお部屋が見つかりやすいメリットがあります。

ですが同時に繁忙期でもあるので、人気のお部屋はすぐに埋まってしまう可能性もありますし、曜日や時間帯によっては不動産屋の店舗内もバタバタしていますのでスピーディーな行動が必要です。

 

逆に4~5月あたりは賃貸も閑散期に入ってくるので、じっくりとお部屋探しができる時期でもあります。

家賃などじっくりと交渉をしたい方はこのような時期にお部屋探しをしてみても良いでしょう。

参考記事:賃貸の値引き交渉10の秘訣!値下げを成功させるテクニック

 

一人暮らしの物件探しの注意点・ポイントは?

それでは一人暮らしの物件探しの注意点・気を付けることにはどのような点が挙げられるでしょうか。

 

①自分の妥協できる点を考えておく

実際に一人暮らしで物件探しをしてみると、自分の希望が100%叶った物件を見つけられる事はあまりありません。

どの物件にも1つや2つは気に入らないマイナスポイントが潜んでいるものです。

そのため一人暮らしで物件探しをする際には、自分が妥協できる点と妥協できない点を整理しておく事が大切です。

 

②家賃の金額を考える

一人暮らしの物件探しをする際には、まず自分がどのくらいの家賃の物件に住めるのか考える必要があります。

一般的には収入の3割程度が目安と言われますが、自分が無理なく支払っていける程度の家賃の物件を選ぶ必要があります。

もし家賃を滞納するような事があると、保証人にも迷惑が及ぶ可能性もありますので、計画的に考え自分に合った物件を選ぶようにしたいですね。

 

③希望エリアの範囲を広げる

例えば物件探しでポータルサイトを利用して検索をする時でも、自分が住みたい駅名だけで検索する人も多くいます。

ですがもし希望の物件が見つからない場合には、その近隣の駅を候補にしたり沿線を変えてみる等、変化をつけて検索をし直してみる事も大切です。

住みたいエリアを少し広げる事で物件数や選択肢が増えますので、希望に近い物件を見つけやすくなる事があります。

 

④契約形態・特約などに注意

一見お得に見える物件であっても、実際には契約内容に落とし穴が潜んでいる可能性もあります。

例えば定期借家契約だった・解約時に高額な違約金がかかる・仲介手数料無料でも他のオプション費用が高額・ハウスクリーニング費用が高額・事故物件だった・近隣に騒音が多い・その他借主に不利な特約があるなど、見逃してしまいやすい欠点がある物件もあります。

一人暮らしの物件探しにおいても、しっかりと契約内容を理解して契約をするようにしましょう。

 

⑤新築・築浅にこだわらない

新築物件に憧れを持つ人は多いものですが、実際には家賃が割高なケースも多くあります。

また不動産屋さんとしても新築は客付けしやすいので、交渉や値引きが難しいケースが多いでしょう。

また新築なので退去時の原状回復費も高額になる可能性もあります。

物件探しをする際には、あまり新築にこだわらず自分に合った物件を選ぶようにしましょう。

 

⑥物件探しの時期を考える

一人暮らしの物件探しをするとしても、時期を考えて探し始めた方が良いでしょう。

先ほども挙げたように1~3月・9月あたりは物件数が多くなりますし、逆に4~6月などは家賃交渉等がしやすくなります。

自分に合った物件探しをするためにも、次期を考えて行動するようにしましょう。

 

⑦営業トークよりも自分のペースで

不動産屋さんを訪れていると、時には部屋決めを焦らせられる事もあるかもしれません。

「すぐに他で決まっちゃいますよ」なんて言われてしまう事もありますが、繁忙期でもない限り実際にはそのようなケースは少ないです。

もし本当に他で埋まったとしても、良い物件は他にも数多くあります。

もちろん優柔不断すぎるのはNGですが、自分のペースでお部屋探しができるようにしたいですね。

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女性が一人暮らしの物件探しをするポイントは?

女性が一人暮らしの物件探しをする時の注意点・ポイントとしてはどのような点が挙げられるでしょうか。

やはりセキュリティ面を優先的に考えたい所であり、以下のようなポイントが考えられます。

 

  • 夜の帰り道の明るさ
  • 建物がオートロックかどうか
  • 防犯カメラの設置の有無
  • テレビドアホンの有無
  • 管理人常駐かどうか
  • 2階以上の部屋かどうか
  • 共有スペース等が清掃されているか
  • 鍵の種類(ディンプル等)
  • 駅からの徒歩距離
  • 周辺のお店の価格相場
  • 周囲に夜遅くまで営業している店があるか
  • キッチンの広さ(コンロの数など)
  • バストイレ別・脱衣所の有無
  • 室内洗濯機置き場
  • 部屋の日当たり
  • コンセントの数

上記以外にも女性がお部屋探しをする際には多くのチェックポイントがありますが、やはり日頃の住みやすさとセキュリティ面を重視した物件探しが大切となります。

特に女性の一人暮らしの物件探しをする際には、家賃だけに注目をせずに、落ち着いて住める物件を選ぶようにしたいですね。

 

大学生の一人暮らしの物件探しのポイントは?

書類を書く所

大学生から一人暮らしを始めるという人も多いかと思います。

特に大学生の場合には一人暮らしが初めてという人も多いので、物件探しは慎重に行いたい所です。

大学生の一人暮らしの物件探しのポイントとしては以下のような点が挙げられます。

 

内見時の同行

大学生の方の場合には、一人暮らしで物件探しをした経験がない人が大半かと思います。

そのため物件の良し悪しが分かりにくい事もあると思いますし、一人で内見をしても部屋のマイナス点に気付かない事もあるでしょう。

普通であれば未成年者の場合には、親が付き添いで来てくれる事が多いですが、引っ越し経験がある人に内見に付き添いをしてもらうようにしましょう。


 部屋の広さ

大学生が部屋を借りた場合、一人暮らしで4年間その部屋に住むとしても、大抵は荷物が増えていき部屋が狭く感じてくる事が多いです。

学生である期間はその部屋に住見続ける事を考え、自分の生活スタイルに合った広さの部屋を選択する必要があります。


 家賃の金額

学生さんが一人暮らしをするとは言っても、実際には家賃を支払うのはご両親である事が多いかと思います。

選んだ物件の家賃金額によっては、ご両親の経済状況が悪化する可能性もあります。

そのため自分が住みたい物件の条件と、ご両親の仕送り金額のバランスを考えて物件探しをするようにしましょう。


 建物の構造

大学生が実家を離れ初めて一人暮らしを始めると、周囲住民との生活マナーも考えていかなくてはなりません。

特に集合住宅内でトラブルとなりやすいのは騒音問題です。

大学生の場合には友人を呼んで騒ぐ人もいたり、恋人を部屋に招くこともあるかもしれません。

遮音性等はあくまで物件にもよりますが、もし音を気にするようであれば木造よりは出来るだけRC造・SRC造の物件を選びたい所です。


 病院・ドラッグストア

大学生の方が一人暮らしで物件探しをする場合、近くにドラッグストアや病院があると便利です。

実家にいた頃はご両親が病気の看病をしてくれた事もあるかもしれませんが、一人暮らしとなると健康面の配慮も自分で行う必要があります。

そのため薬を買いに行けるドラッグストアや、急病の時に行ける病院が近隣にあると、いざという時に助かる人も多いでしょう。


 大学・駅までの距離

大学生が一人暮らしで物件探しをする際には、その立地も検討する必要があります。

例えば大学生協の物件などは大学周辺の物件も多いものですが、学生さんによっては大学周辺よりも駅近物件の方が良いという人もいるかもしれません。

自分が物件探しにおいてどのような点を重視するのかをはっきりと決め、立地を決めるようにしましょう。


 遊び場・飲食店

大学生の場合にはもちろん学業が中心ではありますが、休みの期間が長いため遊び場が近くにある事は意外と大切です。

特に都心へのアクセスが容易であるかどうかや、よく行くレジャースポットに近いかどうか等もポイントになります。

また外食をする時など、飲食店が充実しているかどうかも重視する大学生が多いかと思います。


 コンビニ・深夜スーパーなど

人にもよりますが、学生さんは時には夜更かしをしたり、深夜にちょっとした買い物に行くことも多いと思います。

例えば夜食を買いに行ったりお金を下ろしに行く・授業のレポートをコピーしに行くといった事もあるでしょう。

そのため近隣にコンビニや24時間スーパー等があると普段に便利です。

自分のマンション1階が食品店舗だと、衛生面の問題や治安が気になる所ではありますが、近隣にお店があると便利に感じることも多い筈です。

※参考記事:大学生協の賃貸と不動産屋の賃貸、どっちがお得?

 

一人暮らしの物件探しのポイントまとめ

一人暮らしの物件探しのポイントについて挙げてみました。

初めて一人暮らしを始める際には分からない事も多いと思いますし、物件探しで迷ってしまう事もあるかと思います。

ですが今ではネットでも多くの情報が得られますし、また仲介をしてくれる不動産屋さんも丁寧に教えてくれる所が多いかと思います。

 

これからの一人暮らしの生活を充実するためにも自分に合ったお部屋を選びたいですね。

今回は一人暮らしの物件探しのポイントについて挙げてみました。

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